寒さ対策の必需品・機能性インナーのお手入れ方法や交換時期は?
ヒートテックなどの機能性インナーのお手入れ術&買い替えタイミング
おかたづけ“エバラPOINT”vol.53
みなさん、こんにちは!鳥取県在住の整理収納アドバイザー・江原朋美です!
日増しに寒さが厳しくなり、冬本番も間近。そうなるとヒートテックをはじめ、機能性インナーの出番です。特に有名な「ヒートテック」は軽量でありながら、薄くて暖かいので欠かせないアイテムですよね。
ちなみに、みなさん何枚くらい持っていらっしゃいますか?
平均すると1人約4枚所有しているとも言われていて、ヒートテックのアイテムを数種類・複数枚所有している人が多いみたい。購入理由は「暖かいから」、「保温性が高いから」、「価格が手頃だから」など、温かさや価格が評価されているようですね。
そんなヒートテックですが、買い替え時のタイミングや目安は?長持ちさせるには?などと知らないことも意外と多い。そこで、冬本番を乗り切るためにも、機能性インナー、特に「ヒートテック」のお手入れ方法などをご紹介!
そもそもヒートテックは何で暖かい?買い替えタイミングは?
・ヒートテックが暖かいワケ
ヒートテックに使用される素材は、身体から出た水分を熱に変換することで、暖かさを生み出します。加えて保温性も高く、素材本来の機能性も相まって、汗をかいても快適に過ごせるんです。
・ヒートテックは何年ぐらいもつ?
明確な買い替え時期はないものの、1~2シーズンでの買い替えが◎。
ヒートテックはインナーなので、着る機会も、洗濯する回数も多く、それだけ生地の負担が大きく痛みも早くなります。1~2シーズンで買い替えていると、常に良い状態のヒートテックを着ることができると思いますよ。
・買い替えのタイミングは?
防寒対策の効果は、肌に密着させることで最大限発揮します。そのため伸縮性があり、身体にフィットするデザインが採用されています。ですので、身体にフィットしなくなったら、効果も薄くなくなってくるので、その時は買い替えを検討してみてください。
ヒートテックをはじめとする機能性インナーのお手入れ方法
・長持ちさせるオススメのお手入れ法は?
1.手洗いする
洗濯時の摩擦により繊維が傷み、生地が伸びてしまいやすいため手洗い推奨。
2.洗濯機を使う場合は「手洗いモード」など衣類にやさしい洗濯モードで
ヒートテックは伸縮性に優れているため、洗濯機の機械の力が強く加わると、伸びて傷みやすくなります。なるべく力の加わらないモードで洗うことをオススメします。
3.洗濯ネットを使う
洗濯時の摩擦をできるだけ減らすために洗濯ネットを使いましょう。
4.柔軟剤を使い静電気の発生を抑える
・乾かす際の注意点は?
乾燥は自然乾燥がキホン。できれば陰干しが◎。乾燥機は使用しないようにしましょう。
・NGお手入れ方法は?
ヒートテックを乾燥機で乾燥させると、繊維が収縮し、縮む可能性あり。ヒートテックなどの機能性インナーに使用されるレーヨン素材は水に弱く、擦れると縮んでしまう性質があります。
ヒートテックなどに使われるポリウレタン素材は光に弱く、直射日光や高温多湿の場所で乾燥させると、製品劣化や縮み、変色が起こる可能性があるのでご注意を。
着用時に気を付ける事
激しい運動時の着用は避けましょう。運動時に着用すると、汗をかきやすくなるだけでなく、汗に反応しさらに発熱→汗をかく→発熱と悪循環に。常に発熱する状態となり、乾いた際に急激に身体が冷え、体温を下げてしまいます。
また、乾燥肌の人は乾燥肌を悪化させる場合も。ヒートテックは汗を吸収することで機能が活かされるので、乾燥肌の人が着用すると、余計に身体の水分が奪われて悪化してしまうケースも考えられます。
機能性インナーの多くには化学繊維が使われているため、敏感肌の人、アトピーの人は赤みやかゆみなどが出る場合もあります。
寒い冬でも着ぶくれしないで、スッキリとまとめてくれ、オシャレを楽しむのに欠かせない機能性インナー。
少しでも長く愛用できるように、正しいお手入れ方法を知り、寒い冬を暖かく過ごしましょう!
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
整理収納アドバイザー
教えてエバラさん
「田舎で片付ける女」こと、整理収納アドバイザー1級・2級認定講師の資格を持つ“おかたづけ”のスペシャリスト。出会った人を元気にしてくれるエネルギッシュな人柄で、3人の子育てをしながら講演、テレビ出演、個人宅へのお片付けサービスなど幅広く活動。毎日の家事や生活を快適に送れるお家作りのお手伝いをしています。
山陰各地で「おかたづけ」に関する講演のほか、テレビ・ラジオ・雑誌等、出演、執筆も多数。
タイのバンコクで発行されている東南アジア初の最も歴史と信頼のある日本語新聞「バンコク週報」にも連載中。鳥取SDGs伝道師。
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