「島根合板 株式会社」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2024]
働いてみたい注目企業65社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2024」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
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鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ65の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2024」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「島根合板 株式会社」ってどんな会社?
サステナブルな社会に向け 日本の林業や地球環境に貢献
合板と聞いてどのようなイメージを浮かべるでしょうか。
合板とはその名の通り、薄く剥いた“板”を接着剤で貼り“合わせて”作った木の板。かつては製造工程の精度や接着剤の品質の悪さなどが原因ではがれやすかったため、一部では粗悪な印象が抱かれていました。
しかしその後、製造技術が進化し、強くて幅があり、伸び縮みの少ない優れた材料へと発展。建築物の壁や床、屋根の下地などの建材として使う目的で製造される構造用合板は、目に見えないところで多くの建築物を支えており、その厚みや強さは使用箇所によってJAS規格で厳しく定められています。
「島根合板株式会社」常務取締役の荒木裕二生産本部長(51)は、「大手ハウスメーカーが採用するツーバイフォー工法など、建物を面で支える建築は高性能な構造用合板が大きな役割を担っているのです」と語ります。
高度経済成長期真っただ中の1964年、前身の会社が益田市内で創業。グループ会社との合併などを経て97年、現在の地にスギやヒノキなどの針葉樹に特化した工場を開設しました。
従来日本では安価な輸入広葉樹が多く使われていましたが、世界的に森林保護の意識が強くなるとともに国産材活用促進などの機運も高まってきていました。同社では、使用する木材の約90%を国産材が占めるなど、地産地消を推進。豊富な森林資源を有効活用し、山林を整然と維持管理することは洪水や土砂災害の防止にもつながり、CO2削減にも寄与します。
木材の性質を兼ね備えつつ、耐久性に優れ、コストも抑制できるなど多くの優れた特徴を持っていることから、今や下地や型枠だけでなく、内装や家具、什器にも使われるなど魅力的なアイテムとして注目されています。
同社でも石こうボードに代わるものとして、より軽く強度のある内装用ライナー合板、フロア材の下地として使うフロア台板などを製造。現在は非構造用合板が合板総生産量の約2割を占めています。
社員による植林活動推進 地球未来牽引企業に認定
持続可能な社会への貢献活動も熱心です。浜田での操業当初からグループ会社が所有する山林での植林活動を実施。入社3、4年の若手社員が2泊3日で山に入り、下刈りから間伐、苗木の植栽までを行い、森林再生の一端を担っています。
工場では、合板製造の過程で発生した端材などの木質バイオマスを熱源として活用。燃料となる木材は成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収しているため、燃料として燃やす時にCO2を排出してもプラスマイナスゼロ。エネルギー面においても環境を意識しているのです。2017年度には、単板乾燥時に排出されるガスをほぼ純粋な水蒸気に近い状態に浄化可能にする燃焼装置を設置。同年には経済産業省の「地球未来牽引企業」に認定されました。
日新グループの国内シェアは30%超。2工場が稼働し、合板製造の中核を担う同社には、九州地方や島根県東部など遠方からの就職希望者も少なくありません。そこで21年、全部屋WiFi完備で、サンルームも付いた快適な社員寮を新設。共用室にあるマッサージチェアや筋トレマシンを備えたトレーニングルームは、社員であれば誰でも利用できるといいます。
また、社内の休憩スペースもリニューアル。平屋だった建物を2階建てに増築し、横たわることが可能な畳のスペースやリクライニングチェア付きの個室も新設しました。女性や外国人社員も増加傾向にあることから、男女兼用スペースに加え、女性専用の部屋も併設。荒木本部長は、「かつては力仕事のイメージも強かった合板製造現場ですが、今や工場の自動化やIT化が進み、どんな人でも働きやすい職場になっています。部署によっても仕事内容はさまざまで、一人一人の適性に応じた働き方ができるはず」と話します。
木材より強くて幅が広く、伸び縮みが少ない合板は、建築物の下地から内装などまで今や暮らしに欠かせないアイテムのひとつ。その魅力を再認識できる会社です。
入社後に得たスキルや知識を生かし JAS規格に合わせる仕上げ作業を担当
さまざまな用途に合わせ、多種多様な材料や方法で加工される合板は、JAS規格で品質や形状などの基準が定められています。その基準に合致するよう確認したり、調整したりするのが、製品の仕上げを担当する生産3課の役割。「接着しただけのものは形やサイズも不揃いなので、規格に合わせてカットします。厚みも1ミリ未満の誤差で揃える必要があるため、電動サンダーなどで丁寧に研磨していきます。規格に合致しないと製品として成り立たないので気を遣いますね」と森さん。そうして一枚一枚チェックした後は100枚の山に積み上げ、今度は側面からも不良品がないかを3人体制で検品。「機械で流れている製品を静止させずに確認するので連携が大切です」
製品ごとに分厚い束に梱包し、倉庫まで移動するのも森さんの担当。業務に不可欠なフォークリフトの免許は入社後、出張扱いで講習を受けて取得し、今は自在に操っています。「地元の浜田水産高校出身なんで(笑)。今の仕事に関係する技術や知識は一から学びました」。今後は、機械トラブルの解決なども担えるようスキルアップを目指します。
出荷前の合板品質をチェック 快適な社員寮生活でエネルギーチャージ
奥出雲町出身で、大学では酒米の研究をしていた内田さん。「県内屈指の業績を誇るとともに、環境循環型社会の実現にも向き合っている会社だと知り、興味を持ちました」。故郷で農業関係の仕事に携わりたいと考えていたこともあり、森林の成長や再生にも注力している当社は魅力的に映りました。
約半年間の現場研修を経て、品質管理課に配属。薄い単板をいくつも貼り合わせている合板にとって、特に重要なのが接着性能の確保です。内田さんらは、煮沸したり、両側から強い力で引っ張ったりするなどの試験を繰り返し、単板がはがれないかを確認。「滅多にないことですが、接着剤の付け忘れや量が少ないなどの理由で不具合を見つけることも。お客様のもとに不良品を届けないよう気を引き締めています」。剥離試験や接着試験のほか、一本の原木がどれほど製品化しているかを調べる歩留まり試験や単板の水分量を量る含水試験なども担っています。
入社の年に新設された社員寮に居住。「ホテル並みにきれいで住み心地も抜群。職場に近く、家賃は格安で助かっています」
採用担当者からあなたへ
私たちは合板の製造・販売を通して、地域あるいは人々の暮らしに貢献し、自分自身を成長させることができます。挨拶がしっかりでき毎日元気よく仕事に取り組む人を求めています。優しくて面白い先輩社員が全力でサポートします。工場見学いつでも大歓迎です。
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採用直通TEL/0855-27-1625
採用直通 E-mail/yuasatakahiro@nisshin.gr.jp
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企業概要
事業内容 | 合板製造販売業 |
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創業 | 昭和39(1964)年11月28日 |
代表者 | 代表取締役 又賀 航一 |
社員数 | 190名(男178名 女12名) |
島根合板 株式会社
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電 話:0855-27-1625(採用直通)
住 所:島根県浜田市治和町ロ895-2 [MAP]
情 報:HP
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山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。