「ヤマタグループ」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2024]
働いてみたい注目企業65社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2024」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2024」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ65の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2024」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「ヤマタグループ」ってどんな会社?
あふれる可能性とともに進む、ヤマタ。
地域の幸せのために〝住まい〟を中心に多角的に事業を拡大
「小さな幸せを集める」をスローガンに「鳥取で一番、鳥取の人々を幸せにする」ための環境づくりを目指す「ヤマタグループ」は、1971年に住宅修繕の会社として鳥取市内で産声を上げました。現在、住宅事業を軸にした多角的な展開で、層の厚いグループ会社を構成します。
住宅・不動産事業の「株式会社ヤマタホーム」は住宅ブランドの「クローバー住工房」や「soulact(ソウルアクト)」のほか、不動産の仲介を専門とする「やまた不動産Labo(ラボ)」などを展開。「株式会社モア・コンフォート」はカフェ兼雑貨・家具販売の「moco life style store(モコ ライフ スタイル ストア)」や、新たにスタートしたレンタルスペース「とっとりマチベーションビル」の運営を担います。「株式会社ヤマタライフサポート」は住宅のメンテナンスや生活全般のサービスを扱う「なんでもやまた」と、リフォーム事業の「ヤマタのリフォーム」を運営。リフォーム事業ではグループ会社の「有限会社コナン住建」が施工力を発揮。
さらに、アウトドア事業・宿泊事業にも新規参入し、2023年5月「株式会社ヤマタ鳥取砂丘ステイション」を設立。運営する24年4月オープン予定の「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」は新しい観光拠点として期待を集めています。これらのグループ会社を統括し、円滑な組織運営を担うのが「ヤマタホールディングス株式会社」なのです。
「家に関する要望には何でも応えたいと、今日まで事業を拡大してきました」と穏やかな口調で語るのはヤマタホールディングス代表取締役の山田雄作氏。創業者である父・山田建雄氏から会社を受け継ぎ、父のモットーである“正直な商売”を大切に守りながらグループの急成長を導いてきました。「嘘や我慢の商売は、たとえ成功したとしても長続きはしないでしょう。会社の規模にかかわらず、エンドユーザーが喜ばない商売は成り立ちません」と説きます。
その言葉の通り、ヤマタグループは地域のお客様と真摯に向き合い、ニーズに応える形で事業を拡大してきました。今年は米子市内にmocoとやまた不動産Laboの一体型の新店舗をオープン。また、鳥取市内の空きビルを活用したレンタルスペースのとっとりマチベーションビルもスタートしました。「地域に支えられているからこそ、幅広く貢献したいです」と地域への深い愛情を覗かせます。
ヤマタホールディングスが中心となり、親子の金融教室として「鳥取キッズマネースクールやまた校」を開校して定期的に教室を開催したり、「DX学校ヤマタ鳥取校」では自社のDX推進の取り組みを生かして地域の中小企業向けDX講座を開いたりと、昨年だけでもさまざまな地域貢献の活動がスタート。社員もまたこうした取り組みに対して「地域の役に立ちたい」と講師を務めるなど、積極的に手を挙げます。
鳥取砂丘西側エリアに観光の拠点を創出
これまで“住まい”を核に事業を展開してきたヤマタグループにとって、「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」のアウトドア事業・宿泊事業への進出は新たな挑戦と言えます。
ヤマタ鳥取砂丘ステイションは、鳥取砂丘西側エリアにあった鳥取県と鳥取市が保有するキャンプ場やサイクリングターミナルの計3施設を一体的に活用し、新たな観光拠点を創出する一大プロジェクト。昨年5月に公募型プロポーザルによってヤマタグループが運営事業の優先交渉権を獲得し、同7月に鳥取県・鳥取市と基本協定を締結。ヤマタホールディングスと、リゾートグランピングを手がける大阪府の会社が協働で、キャンプ場、グランピング施設、宿泊施設の3タイプを備えた施設としてリニューアルします。
「従来、砂丘観光の後は市外で宿泊するケースが多かったのですが、この施設のオープンにより滞在型観光が可能になります。キャンプ、グランピング、宿泊施設を備えることで幅広い客層を受け入れることができ、地域を代表する観光地として活性化に貢献したいです」と山田代表。「ステイション」には「滞在(ステイ)+基地(ステーション)」の意味が込められています。鳥取砂丘周辺は急ピッチで再開発が進むエリア。ヤマタグループが培ってきた建築業やサービス業のノウハウと、協力会社のグランピング事業のノウハウを結集し、周辺施設とも連携して活性化を目指します。
市街地の空きビルをレンタルスペースに
こうした新しい挑戦に対し、山田代表は「地域で商売し、地域の皆様に支えられているからこそ盛り上げていきたいのです。また、地域貢献の活動が社員の誇りとなり、モチベーションも上がると考えています」と胸の内を語ります。
鳥取市中心部の若桜街道沿いにある空きビルを活用した、レンタルスペース「とっとりマチベーションビル」もまた「地域を盛り上げたい」という思いを形にしたもの。不動産事業から派生して、「まちの賑わいづくり」をテーマにレンタルオフィスやコワーキングスペース、飲食店のスタートアップ支援など、さまざまな利用を想定しています。
実は数年前から、ヤマタグループ内でのイベント利用や一時的な貸し出しは行っていたが、コロナ禍とも重なり表立った活動はしていませんでした。しかし旧鳥取市役所跡地前という好立地を活かし、いよいよ地域の活性化を目指して事業が本格化。昨年、4年ぶりに市街地で開催された「鳥取しゃんしゃん祭り」では、ビルの窓をスクリーンに見立ててプロジェクションマッピングを実施。まちづくりの新しい拠点として、市民が待ち望んだ祭りの復活を盛り上げました。
好調な業績を背景に 米子に新店舗オープン
新規事業と並行して、既存の事業も勢いが止まりません。2008年に鳥取市内に1号店をオープンした「クローバー住工房」は、2015年以降、鳥取市で着工棟数1位を連続して記録。2021年には「クローバー住工房米子店」がオープンし、米子市にも進出を果たしました。
同店舗の順調な業績を追い風にして、今年9月、米子市東福原にオープンしたのがmocoとやまた不動産Laboの一体型店舗です。「鳥取市のmocoとの差別化を図り、米子店ではインテリアを強化してテイストや展示を変えています。ナチュラルな雰囲気の鳥取店と異なり、米子店はモノトーンを基調にしたスタイリッシュな雰囲気です」と話すのは、「moco life style store米子店」の眞田智子さん。鳥取店で3年半、家具や雑貨、アパレル販売をメインで担当し、その経験を生かして米子店では店長代理を務めます。鳥取店はカフェメインの店づくりなのに対して、米子店はカフェもあるが、インテリアや雑貨がメイン。「新しい場所で挑戦できることにワクワクしています。お客様とのふれあいを大切にして、有意義な時間を過ごせるような店づくりをしていきたいです」と笑顔。
グループの各店舗は相互の連携も活発。米子エリアでもインテリア・不動産・住宅建築で連携を図ります。「不動産からカフェに立ち寄っていただいたり、物件の購入後に家具の相談を受けたりすることも今後増えると思います」と眞田さん。その言葉を受けて、「やまた不動産Labo米子店」店長代理の信田将大さんも「やまた不動産Laboのコンセプトは『女性一人でも入りやすいお店』。不動産屋は女性一人ではハードルが高いかもしれませんが、mocoがあることで入りやすくなります」と一体型店舗の利点を語ります。
信田さんは米子市出身・在住。「やまた不動産Labo鳥取店」で3年半、不動産営業に携わり、米子店のオープンにより地元勤務になりました。「不動産は一生に一度、あるかないかの大きな買い物。担当したお客様に『あなたで良かった』と喜んでもらえると本当にうれしいです」と話し、お客様とのつながりを大切にしています。地元の米子でも「土地探しから中古・分譲住宅の購入、賃貸物件など何でも気軽に相談できるお店にしたいです」と意欲を燃やします。
メキメキ成長する新入社員たち
「不動産売買はお客様にとって一生に一度の大きな決断の場面。そこに立ち会える営業マンに憧れると同時に、社会人として成長したいとこの業界に挑戦しました。入社して一から不動産のことを学び、先輩方の指導のおかげで営業デビューすることができ、現在は不動産の売買・賃貸の仲介が主な業務です。時には失敗もありますが、そこから学ぶことは多く、何より上司や同僚にこれ以上ないほど恵まれています」
社員の幸せのために働きやすさを追求
理念にある「鳥取の人々」は社員も含まれます。グループでは、福利厚生の充実や環境整備委員会を設置して働きやすい環境づくりに注力。同委員会の啓発活動で社内環境が整理整頓され、生産性の向上にもつながりました。
また社員間の交流も盛んです。「ヤマタスポーツパーク(鳥取県立布勢総合運動公園)」での社内運動会には約100名が参加して親睦を深め、昨年の鳥取しゃんしゃん祭りには、社員の提案で約30名が「ヤマタ連」を組んで初参加。祭りでは施主様から声援が送られ、地域とのつながりを再認識する機会にもなりました。
こうしたイベントの折々に若手社員の活躍の場を設けているのもヤマタグループの特色のひとつ。内定者研修に始まり、入社後は社内報作成やジョブローテーション、運動会の運営参加、そして「ヤマタグロウキャンプ(YGC)」では若手社員が企画・運営を担い、23年度はヤマタ鳥取砂丘ステイションのオープニングイベントを任せました。「新しい挑戦が待っている会社ですから、自分の限界を決めずにチャレンジしてほしい」と山田代表は若い世代に期待します。
地域の幸せをコツコツと集め、常に新しい目標に向けて邁進。「次に目指すのは“100億円企業”。良い意味で発言力・影響力を持ち、地域や社会の発展に貢献していきたいです」という言葉には確かな自信と、社員や地域への深い愛情がにじみます。
採用担当者からあなたへ
ヤマタグループは「鳥取で一番、鳥取の人々を幸せにする」ことをビジョンとして掲げ、多角的に事業展開をしています。今年新たにグランピング事業に参入するなど、毎年のように新しいことに挑戦している会社です!いろんな角度から鳥取の人々を幸せにするべく邁進中です。
【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0857-30-0006
採用直通 E-mail/recruit@yamata.co.jp
公式サイトはコチラ
企業概要
事業内容 | 新築住宅事業、不動産事業、アパート建築、リフォーム事業、カフェ運営 他 |
---|---|
創業 | 昭和59年(1984)年9月17日 |
代表者 | 代表取締役 山田 雄作 |
社員数 | 124名(男70名 女54名) |
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報Lazuda アシスタントチーム
編集部にっかんくん
山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。