冬物カーペット・ラグは収納前の手入れ&掃除が重要!オススメ&NG方法を紹介

教えてエバラさん
教えてエバラさん

カーペット・ラグの収納前のお手入れ方法!オススメ&NG両方を紹介します

おかたづけ“エバラPOINT”vol.57

みなさん、こんにちは!鳥取県在住の整理収納アドバイザー・江原朋美です!

新緑がまぶしい今の時期、気温も上がって、そろそろ「衣替え」を計画するタイミング。冬物はそろそろおしまいですね。

“とりあえず”押し入れや、クローゼットに押し込んでいる方も少なくない、冬物カーペットとラグ。

実は収納する前の手入れ・掃除はとても大切!やり方を間違えると傷んでしまったり、次使おうと思っても使えなくなったり・・・。

そこで今回は、意外とスポットが当たらないカーペットやラグの収納前のお手入れ方法・注意点をご紹介します。

カーペット・ラグ「推奨」お手入れ方法

1.掃除機をかける

掃除機をかける時は、1メートルあたり10秒ほどかけて、ゆっくり進めるのがポイント。

繊維を起こすようにして、タテ・ヨコ・ナナメの方向からかけましょう。この時、前後にゴシゴシこすらないよう注意。というのも、前後にゴシゴシすると、ゴミが吸い取りにくいうえ、繊維の表面を傷めるからです。

毛足の長いラグはゴム手袋を付けた手でこすると、ホコリや髪の毛、ペットの毛が取れますよ。気持ちいいので試してみて!

2. 水で濡らして固く絞ったタオルでふく

まず、中性洗剤を水、またはぬるま湯で薄める。洗剤液に浸した雑巾で、カーペット全体を水ぶきしましょう。

中性洗剤が繊維に残らないよう、仕上げの水ぶきをお忘れなく!

3.カーペットを裏向きにして、風通しのいい場所で陰干し

直射日光は生地が傷みやすくなるため、陰干しにしましょう。

4.裏向けのまま布軽く叩く

裏面からトントン叩くと、繊維の底に溜まったゴミがパラパラと。

特に毛足の長いラグだと、丁寧に掃除機をかけても取り切れないゴミがあるので、しっかりとホコリを出しておきましょう。

5.取り込んだ後に再度、掃除機を表裏両面、丁寧にかける

陰干し後、仕上げに再度、掃除機をかけていきます。カーペットの裏面は、汚れが目立たないとはいえ、ダニの死骸やホコリは溜まりやすい場所。しっかりと吸い取っておきましょう。

★収納時のワンポイントアドバイス

水分を含んだ重たい空気は床付近に集まります。ですので収納する際は、すのこを敷いたり、除湿剤を置いたりするほか、こまめに掃除することをオススメします。シーツにくるむ、市販の不織布の布団袋やカーペット収納袋に入れるのも◎!

ホットカーペットは、コントローラー部分で「ダニ退治モード」、または「強モード」などで、3時間以上運転して、湿気を取り除いてから収納しましょう。

運転する際は、暖房面積切換スイッチを「全面」に。ホットカーペットが冷めてから収納するのもコツ。

カーペット・ラグ「NG」収納方法&お手入れ方法

【NG】洗って乾ききらないうちに丸める

水分が残っているとトラブルの元!

【NG】畳んで圧縮する

一度、畳みシワがつくと、中々とれません。取り出した時、くっきりとしわがついていると、広げた時に使いづらくなります。また、裏面のゴムが傷み、劣化して抜け毛の原因になるので要注意!

【NG】ホットカーペットに防虫剤を使う

ホットカーペットに防虫剤を使用するのは避けましょう。ナフタリンや樟脳(カンフル)などの防虫剤は、コントローラー部分を痛めてしまう場合があり、故障の原因に。

【NG】ホットカーペットを敷きっぱなしにする

ホットカーペット・ラグと床の間は湿気が溜まりやすいため、敷きっぱなしにしていると、カビ・ダニなどのトラブルの原因に。

冬場は空気が乾燥しているので、ホットカーペットを運転することで、スキマの湿気を乾燥できます。しかし、湿気の多い梅雨や夏は湿気が溜まりやすく、ホットカーペットも運転しないので、ダニやカビが発生。

また、ホットカーペットと床の間に、湿気が溜まるとフローリングが傷んだり、カビが生えたりすることも。

暖かい季節になったら、ホットカーペットはきちんとお手入れして収納しておきましょう!

★補足:カーペット裏地の白い粉って何?

カーペットの裏地・表地を接着する際に使用された、接着剤や滑り止めとして使用されているゴムが、経年劣化していく過程で粉状に変化したものです。カーペット接着剤の主要成分は炭酸カルシウムで、ベビーパウダーや歯磨き粉などにも使用されている人体に無害なもの。

カーペットの裏に滑り止めがついているものなら、滑り止めのゴムが劣化して剥がれた可能性もあります。滑り止めのゴムがボロボロになっていたら、滑り止めのゴムかもしれませんね。

カーペット裏にゴム製のすべり止めが付いている製品を、乾燥機で乾燥させてしまうと、すべり止めのゴムが熱で劣化してしまい、すべり止め効果がなくなってしまうためご注意ください。

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

★あなたからの情報提供お待ちしてます!

シェアする!
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事を書いた人
教えてエバラさん

整理収納アドバイザー

教えてエバラさん

「田舎で片付ける女」こと、整理収納アドバイザー1級・2級認定講師の資格を持つ“おかたづけ”のスペシャリスト。出会った人を元気にしてくれるエネルギッシュな人柄で、3人の子育てをしながら講演、テレビ出演、個人宅へのお片付けサービスなど幅広く活動。毎日の家事や生活を快適に送れるお家作りのお手伝いをしています。
山陰各地で「おかたづけ」に関する講演のほか、テレビ・ラジオ・雑誌等、出演、執筆も多数。
タイのバンコクで発行されている東南アジア初の最も歴史と信頼のある日本語新聞「バンコク週報」にも連載中。鳥取SDGs伝道師。

【教えてエバラさんの過去記事一覧はこちら】

鳥取県【整理収納アドバイザー 江原朋美】(HP)

田舎で片付ける女の日記(ブログ)

Instagram