隠岐の島町の海で楽しくゴミ拾い!宝探し感覚でできるビーチクリーン体験
地域との交流が深まる、隠岐の島町のビーチクリーン
こんにちは!山陰のタウン情報「ラズダ」編集部みのりんです。
断崖絶壁や奇岩怪石、美しい海岸線など、多様な自然景観を楽しめる隠岐諸島。
美しい自然の中で体験するシーカヤックや、SUPなどのマリンアクティビティも人気のエリアです。
一見、キレイな隠岐諸島のビーチ。実は世界的な課題となっている「海洋ゴミ問題」に直面しているんです。
大陸に近く、四方を海に囲まれ、海流や風の影響を強く受ける地形であることから、多くの海洋ゴミが流れ着きます。
年に十数回、重機で回収しても足りないくらいの量なんだとか・・・。
こんなに大きいゴミもありましたよ~。どんなゴミが見つかったかは後ほど!
ゲーム感覚で参加!みんなで協力してゴミ拾い
この日のビーチクリーンは13:00~14:00に開催。フェリーの運航状況によりますが、急げば日帰り参加も可能な時間帯です。
離島でのビーチクリーン企画ながら、参加者は15名ほども! 近所に住む親子、近くを通った方、加えて「しまっち!」経由で申し込まれた近隣の島や東京・大阪から来島された方など。
集合場所『海洋スポーツセンター』に着くと、まずは説明と自己紹介。主催者・吉田さんが紹介してくださるので、恥ずかしがり屋さんでも安心です。
その後、早速「塩の浜」へ。ゴミの分別表を持つ係、ゴミ袋持つ係の役割を決めたら、2チームに分かれて、いざビーチクリーンスタート。
「これは黄色い袋のゴミかな~?」、「こんな大きいのあったよ!」など、ゴミを通して会話があちらこちらから。
ゴミ拾いというシンプルな活動ながら、役割分担を決めてあるので、自然と会話が続々と!
海外から流れ着いたゴミ、おもちゃ、飲料、ロープなど。海沿いには大小様々、大量のゴミがあります。
砂に埋もれていたビニールを、みんなで綱引きのように引っ張ると、巨大なゴミが!
めちゃくちゃでかい!
協力してできるのも楽しいポイント。ゴミでいっぱいになった袋を見ると達成感もスゴイ。
子どもたちは「もっとやりたい」と、延長してやっていましたよ!
みんなでジオパークを守ろう!
ビーチクリーンがスタートしたのは3年前。都万地区にある観光ジオガイドチーム「隠岐ジオパークツアーデスク」の吉田さんの声掛けでスタート。
吉田さんはお子さんの進学をきっかけに千葉から移住。職場が海の側で、毎日眺めていると海ゴミが気になるようになり「何かできないかな?」と思ったのがきっかけ。
海外から漂着するゴミが多いゆえに、島民であっても当事者意識が低いそう。そこで、ほか地域との関わりを持つことで、海洋ゴミ問題が世界共通の課題であることを、島民のみなさん、そして参加者の方が認識するきっかけになればとの思いで、今回初めて「しまっち!」で島外の方を募集。
隠岐諸島は「世界ジオパーク」に登録されています。「ジオパーク」とは地球の歴史や地質、生態系など、地球の営みを総合的に理解できる貴重な場所を保全・活用し、教育・啓蒙、研究、観光などを行う地域。
現在国内には「日本ジオパーク」が46地域あります。そのうち、隠岐ジオパークは山活動や断層運動によって形成された、地質遺産が数多く残されたており、地球の歴史を体感できる貴重な場所です。
ビーチクリーンはこの素晴らしいジオパークである隠岐諸島を守るためにも重要な活動です。
ビーチクリーンはたき火やハロウィンの仮装イベントと合わせて実施することも。
現在、ビーチクリーンを観光プログラムに取り入れることも検討中。カヤックに乗って海岸のゴミ回収、漂着物を利用したアップサイクル雑貨のワークショップなど、観光資源に活かす取り組みも進めています。
ビーチクリーンが新しい島旅コンテンツに!
イベントに参加できたり、島内外の方との交流ができたり、楽しく参加できる「塩の浜」のビーチクリーン。
開催日のお知らせはインスタグラムから確認できます。動きやすい服装、軍手持参で参加OK。子ども連れも大歓迎です。むしろ、遊び感覚でできるので、お子さん連れにはピッタリですよ。ゴミ拾い後に海で遊んでもいいですし!
「隠岐ジオパークツアーデスク」は島遊びのプロ集団なので、隠岐の島町で遊ぶなら立ち寄っておくことをオススメします!
ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?
今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団HP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。
「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。
現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!
HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!
過去にはこんなプロジェクトに参加してみました!
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部みのりん
ラズダ編集部。生まれも育ちも大根島。
日刊webラズダの記事を書いたり、LazudaTVのアシスタントをしたりしています!
好きな食べ物は、さつまいもと梅干し。
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