“好き”が集まる私設図書館!松江市殿町に『たう』オープン。誰でも本棚のオーナーに
みんなの好きを集めた小さな図書館『たう』。松江市殿町に誕生
2024年1月、松江市中心部の南殿町商店街の一角に、小さな私設図書館がオープンしました。
その名も『すきがあつまるみんなの図書館 たう』。
本の貸し出しはもちろん、自分好みの本を自由に置くことができる「一箱本棚オーナー制」を導入。
話題のミニ図書館の魅力、利用方法などをまとめてご紹介します。
『すきがあつまるみんなの図書館 たう』の場所・開館時間
『たう』があるのは松江市殿町。南殿町商店街にあり、『サンラポーむらくも』の北側に位置します。
専用駐車場はありません。車は近隣のコインパーキングなどにとめましょう。
開館時間は水・金曜14:00~19:00、土曜13:00~18:00。日曜10:00~15:00となっています。
山陰では数少ない「一箱本棚オーナー制」を導入
特別支援学校の教師経験を持つ姉妹が開設した『たう』。
現在、市内で発達支援教室を営む中で、「障がいの有無や年齢・性別にかかわらず、人とのつながりを体験できる場所」の必要性を実感。
誰もが、自分の“好き”を通じて、気軽に楽しく交流できる居場所として『たう』をオープンしました。
『たう』では、一般的な図書館とは異なる制度を導入しています。それが「一箱本棚オーナー制」。
館内に自分だけの本棚を持つことができるサービスで、本棚一区画のオーナーとなり、自分のお気に入りの本を並べられるんです。
つまりその棚は、自分だけの小さな小さなオリジナル図書館!大好きな本、みんなに読んでもらいたいイチオシの本を自由に並べることが可能です。
中には、お気に入りの雑貨などを一緒にディスプレイするオーナーさんも。棚の中では、めいっぱい自己表現しちゃってOK!
こうした一箱本棚オーナー制の図書館は全国各地にありますが、山陰ではまだまだ貴重な存在です。
料金は棚のサイズに応じて、月額1000~2000円。
自分の好きが詰まった、世界にひとつだけのミニライブラリー!作ってみたくなりませんか?
オーナーの個性あふれるユニークなミニライブラリー
図書館なので、本の貸し出しもOK。3週間の貸出期間にひとり3冊まで借りられます。
オーナー以外の方でも、初回登録(登録料500円)さえすれば、いつでも利用できますよ。
棚の中を覗いてみると、絵本や童話。中には「断捨離」や「手芸」がテーマの実用書、ちょっぴり難しそうな専門書も。
オーナーさんの愛を感じるチョイスで、タイトルを見るだけでもワクワク。オーナーの人柄を思い浮かべながらの本選びも楽しそうです♪
壁には、それぞれの本棚のコンセプトや推しを紹介するカードがずらり。
「わかる~!」と共感できるオーナーを見つけたら、うれしい気持ちになりそうですよね♪
気になる本が見つかれば手に取ってみて。そしてぜひ、読後の感想を届けてみて下さい。
1冊の本を通して、知らない者同士が共感し合い、ゆる~くつながる。自分の“好き”が知らない誰かの“好き”になる!
こうして好きな本を通じて、人と人とのつながりの輪がどんどん広がっていく。それこそが、店主姉妹の願いなのです。
本好きさん注目!「お店番ボランティア」募集中
『たう』では、図書館のお手伝いをする「お店番ボランティア」を募集中。週末を中心に、お店番として実際に本の貸し出しなどを手伝うお仕事です。
事前説明会で詳しく内容をレクチャーしてもらえるから安心。
本や図書館にまつわる仕事をしてみたい方、この機会に体験してみてはいかが?
また、文字と音声で本を楽しめるユニバーサル図書(デイジー図書)を間もなく導入予定。
視覚に障がいがあったり、読み書きに困難がある方にも、いろいろな本に出合い、本の世界を思い切り楽しんで欲しいという願いが込められています。
このほか、月イチで「たうの読書会」を開催。テーマに沿った本を互いに紹介し合う、本好き必見のユニークなイベントです。
開催日やテーマなど、詳細はインスタグラムをチェックしてくださいね。
すきがあつまるみんなの図書館 たう
スキガアツマルミンナノトショカンタウ
電 話:090-3770-1316
住 所:島根県松江市殿町369-5 [MAP]
営 業:14:00~19:00、土曜13:00~18:00、日曜10:00~15:00
休 み:月・火・木曜
駐 車:なし
情 報:Facebook Instagram
【近くのオススメスポット】
【松江市】『手作り焼売ちゃんく』は働く人のお助けマン!平日昼は「しゅうまい弁当」をテイクアウト
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
ポスティング情報誌いかこい編集部 リポーター
いかちゃん&こいちゃん
タウン情報Lazudaの姉妹紙「ポスティング情報誌いかこい」のマスコットキャラクターにして、リポーター(自称)!
“地元の魅力再発見”をコンセプトに、地元の人でも知らないマニアックネタをはじめ、とりあえず首をつっこんでみちゃうよ!
「いかこい」は毎月1~2回、島根県の松江・安来、鳥取県の米子・境港を中心に発行中!