子どもの発達を助ける「上靴」選びのポイントとは?【入園・入学準備コラム】


子どもの発達を助ける「上靴」の選び方のコツ・考え方
Ryoko'sボディメイクコラムvol.112
【山陰発!健康ミニコラム】
みなさん、こんにちは。山陰在住の理学療法士×スポーツトレーナーのRYOKOです!
新年度が目前に迫り、新生活の準備が慌ただしくなってくるころ。
保育園・幼稚園では、年齢に応じて「上靴」が必要になり、小学校などでは入学にあたり「上靴」を購入しなくてはなりません。
- 教育現場の上靴、なぜあの“ペラペラした上靴”なの?
- トイレのスリッパみたいな上靴なの?
と、疑問に思ったことはありませんか?
昔ながらの物だし、みんなが履いてるし・・・。でも、便利アイテムにあふれている現代で、あの昭和感を感じる上靴たちが、果たしてどれだけ《子どもの体の発達・発育のため》になっているのでしょうか。
あの上靴やトイレスリッパのような上靴は、着脱がスムーズな一方、足が痛くなったり、姿勢が崩れやすくなったりします。体幹に力が入りにくく、体を動かしにくいためです。
思いきり体を動かしたいのに動かせなかったら、子どもだってストレスがたまって心が暴走しますよね・・・。
子どもの体や行動を助ける靴の3大ポイント
- かかとがしっかりしている
- 面ファスナーで締められる
- 母趾球(ぼしきゅう)※のところで靴が曲がる
この3大ポイントは絶対に外せません。
そしてさらに大切なことは《靴のサイズがあっているか》です。これは中敷の上に足を置いて、各家庭で確認することが可能です。
しかし、必ずと言っていいほど誤差が生じます。「本当にこれでいいの?」、「中敷で見たら良かったのに、靴を履くとすぐ脱ぎたかったり爪が割れたり・・・」こういったことが起こります。
※母趾球:足の親指の付け根にある丸いふくらみのこと
ですので、まずは専門家に足サイズを測定してもらい、靴選びに協力してもらいましょう(靴屋さんやシューフィッターさんではないですよ)。個人にあった上履き・靴の購入がオススメです。
《子どもの体や行動を助ける靴》を履くと、ビックリするくらい運動量が変化するほか、自分で遊んでくれるようになり、大人を助けてくれるような行動が増えます。
足のサイズは変化があるので、健康診断や歯の定期検診のように、定期的に専門家のチェックを受けることを推奨します。子どもも大人も体って変わりますよね。足の形も変わるんです、大人も。
南部町内に住む専門家で、毎月『足ひろば』を開催し、足や靴選びの無料相談会を行なっています。まずは近くの専門家に相談してみてくださいね。
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人

Sprittr スポーツトレーナー/理学療法士
スプリット前谷さん
鳥取県南部町にあるBody make studio Sprittr(ボディメイクスタジオ スプリット)代表。怪我や病気の予防的なからだ作りを発信・提案中。理学療法士資格を持ったフリーランストレーナー。最近ではイベント・講演なども精力的に活動中!
【スプリット前谷さんの過去記事一覧はこちら】
Sprittr Instagram
Sprittr公式LINE
Sprittr HP