これは驚き!7万年前の埋没林が出雲市で発見されていた

編集部べーやん
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出雲市の山奥で発見された約7万年前の埋没林

どうもこんにちは、山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部のべーやんです。

みなさん、出雲市佐田町にある公園『横見埋没林公園(よこみまいぼつりんこうえん)』をご存知でしょうか?

私は同町の出身なのですが、恥ずかしいことに今まで全くもって知りませんでした!

ヨコミマイボツリン。少々覚えにくい名前の公園ですよね。

実はココ、2003年の工事中に"約7万年前の埋没林”が発見された場所なのです。

↑の写真、ただの石のように見えますが、実はこれが埋没林のレプリカ!

約7万年の時を超えて発見された樹木なのです。

埋没林とは?

埋没林とは、文字どおり“埋もれた林”のこと。生えていた当時のまま根を張り、地層に埋もれた樹木の化石です。

埋没林は日本はもちろん世界各地で発見されていて、火山の噴火に伴う火山灰、河川の氾濫、海面上昇など、林が埋もれる原因はさまざま。

こちら佐田町で発見されたのは、火山の噴火に伴う火山灰層によって埋もれた埋没林。現地から西に7km行くと三瓶山があり、その三瓶山の降下火山灰の地層に埋もれていたそうです。

『横見埋没林公園』があるのは、島根県出雲市佐田町上橋波。出雲市中心部から車で約40分。

佐田町内から志津見ダムへ向かう途中、国道184号線を1本入ったところ。

公園内には展示棟もありました

公園内にはガイダンス施設も建てられていました。棟内では埋没林の標本を見ることができます。

2003年5月の農道整備工事中に22本発見された埋没林。

水分の多い地中に埋もれていたため、7万年ものあいだ腐敗しなかったとのこと。これは現地から3キロ先に「志津見ダム(しつみだむ)」があったためと考えられています。

三瓶山の火山活動で埋まって以来、7万年を経て姿を現した埋没林。

なかなかマニアックなスポットですが、佐田町出身者としては紹介せずにはいられませんでした。

ご興味のある方、ぜひお越しください!

横見埋没林公園

ヨコミマイボツリンコウエン
住 所:島根県出雲市佐田町上橋波 [MAP]
駐 車:あり

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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タウン情報ラズダ編集部

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山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!

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