出雲市平田町に現れた小さな図書館「リトルフリーライブラリー」って?


地域で本を循環させる小さな図書館「リトルフリーライブラリー」@出雲市平田町
こんにちは。山陰のタウン情報「ラズダ」の編集部かのです。
今回ご紹介するのは、出雲市平田町に新しくできた「リトルフリーライブラリー」。
ちょっとユニークで心温まる“本の交換スポット”なんだそう。気になりすぎて、現地へ行ってきました!
小さな図書館「リトルフリーライブラリー」って?
「リトルフリーライブラリー」とは、地域の人が自由に本を交換できる小さな図書館のこと。ざっくり言うと「本の物々交換ボックス」みたいなもの。
アメリカで始まったこの取り組みは現在、世界中に広がっているといいます。
利用方法はとってもシンプル。読み終えた本を一冊持って行き、気になる本を一冊持ち帰るだけ。
図書館という名前が付いていますが貸し出しカードも、返却期限もありません。
そしてお店の営業時間に関係なく、本の交換はいつでも可能。誰でも気軽に使える、地域に開かれた本棚といった雰囲気です。
知らない誰かと本を交換。自分の本も誰かの元へ
私も実際に、自宅にあった本を1冊持って行って、本を交換してきました!
ルールは「1冊入れたら1冊持ち帰る」。ただ置くだけだと本がたまりすぎてしまうため、できるだけ交換の形で利用して欲しいとのこと。
私が持ってきたのは『本にまつわる世界のことば』。いろいろな言語で、本に関する言葉をエッセイやイラストでまとめた本です。
本やことばが好きな人に届きますように!という思いで、棚の中へ。
そして、次は自分用の本を選びます。
あらゆるジャンルの本が並ぶ中で私が選んだのは、「空き家」に関する本。最近興味があるテーマだったので、迷わずこの本を持ち帰ることに。
誰かが大切に読んでいた本が、こんな形で自分の手に届くなんて、なんだか不思議な気分。
あなたも作れる!リトルフリーライブラリー
平田町にあるこの「リトルフリーライブラリー」を作ったのは、建築士のイトウさん。
インスタグラムで作り方を公開しているので、興味のある方はぜひ作ってみて。
ちなみに「リトルフリーライブラリー」に決まった形はないので、使わない空き箱などを活用して簡単に作るのもOK。
誰かが読んでいた本が、自分の手に渡り、また別の誰かへとつながっていく。その循環が、ちょっとしたワクワクや心の温かさを運んできてくれる気がします。
山陰でこの取り組みが広がっていくといいなぁ!
出雲市平田町を訪れた際には、ぜひ『ポタミ舎』前の「リトルフリーライブラリー」をのぞいてみて。きっと、気になる1冊との出合いがあるはずですよ。
「リトルフリーライブラリー」の場所
「リトルフリーライブラリー」があるのは、島根県出雲市平田町147-4。複合施設『ポタミ舎』の入り口近くです。
お店が閉まっていても、いつでも利用OK。
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部かの
食べることとカメラに夢中で、週末は美味しいものを食べに行くか写真を撮りに出かけまくっている。
新しい場所や定番スポットから、その辺の路地裏や穴場スポットまで、調べて気になった場所にはとりあえず行ってみるのがモットー。しかしキラキラしたこと・ものが苦手なためか、写真のトーンは暗めになりがち…。
特技は路地裏に住む野良猫と友達になること(らしい)。
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