【広報しまね＠ラズダ版】

親子で公園へ出かけたり、草刈りをしたり。これからのシーズンは屋外での活動が増えてきますよね。

その際に注意したいのが「マダニ」。春から秋にかけて活動が活発し、かまれると感染症を引き起こすことも・・・。

そこで今回は、マダニ被害の予防策や、かまれた時の対応などをサクッとご紹介！

※虫の写真を掲載しています。苦手な方は閲覧をお控えください。

マダニは、「重症熱性血小板減少症候群（SFTS）」や「日本紅斑熱（にほんこうはんねつ）」などの感染症を媒介。

「SFTS」は感染から６日～２週間の潜伏期間を経て、発熱や嘔吐・下痢などの消化器症状が現れます。重症化すると、死亡することもある危険な疾患なんです。

もうひとつの「日本紅斑熱」は、感染から２～10日で高熱、頭痛、関節痛に加え、体幹部や手足に特徴的な発疹が現れます。まれに致死的な症状を引き起こすことも。

また、ダニの仲間であるツツガムシが媒介する「つつが虫病」も要注意。「日本紅斑熱」と類似する症状が発現し、感染から５日～２週間で発症することが知られています。

・森林や草むらに入る際は、長袖・長ズボンを着用するなどして肌の露出を最小限に。

・露出部には防虫スプレーを使用しましょう。

・地面に直接座ったり寝転んだりはNG！必ず敷物を使用。

・野外活動後は、体にダニが付着していないかチェック！

・帰宅後は速やかに入浴や着替えをするのも有効です。

マダニは、数日から長いもので10日間にわたり、皮膚にくっ付いて吸血します。

かまれたことを見つけても、無理に取り除こうとせず、まずは皮膚科などの医療機関で処置を受けることが超大事！

というのも、無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるからです。

かまれた後、数週間は体調変化に注意。発熱や食欲不振、嘔吐などの症状があった場合は、マダニ媒介感染症の可能性を医師に伝え、早急に受診を。

屋外で活動する際は、肌を露出しすぎず防虫スプレー。そして帰ったら“マダニチェック”が、感染症を引き起こさないためのポイントです。

もしかまれた時、慌てずに行動するためにも、上記の内容を事前に予習しておきましょう！

【本件の問い合わせ先】

電 話：0852-22-6532（島根県薬事衛生課）
情 報：HP

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