注目度上昇中!“備えない防災”「フェーズフリー」を始めてみませんか?


日常に備える防災「フェーズフリー」を始めてみませんか?
おかたづけ“エバラPOINT”vol.70
みなさんこんにちは!鳥取県在住の整理収納アドバイザー・江原朋美です!
短すぎる梅雨明けとともに夏が到来。そして、梅雨明けの先にやってくるのが「台風シーズン」です。突然の停電や大雨による避難・・・。
毎年のように「災害級の雨や風」のニュースを目にするたび、「我が家もそろそろ備えなきゃ」と思いつつ、「防災」を難しく考えてしまい、つい後回しになっている。そんな人は少なくないハズ。
でも今は、もっと気軽に、そして暮らしに馴染む形で取り入れられる備え方が増加中。今回は、整理収納の視点も交えながら、無理なくできる“今どきの防災”「フェーズフリー」をご紹介します。
非常時だけじゃない!トレンドの防災キーワード「フェーズフリー」
最近注目されているのが、「フェーズフリー」と言われる防災の考え方。
これは《日常(フェーズ)でも使えて、災害時にも役立つものを取り入れよう!》というスタイルのこと。災害のためだけに備えない防災です。
例えば・・・
・リビングに馴染むおしゃれなLEDランタン。停電時には非常灯として活躍。
・キャンプ用の調理器具やバーナーは、非常時の調理にも使える。
・スマホ用モバイルバッテリーも、普段使いしながら備えに。
非常時のためだけに「しまいこむ」のではなく、普段から使いながら、いざという時にも備わっている。これが、今の暮らしに合ったスマートな防災です。「備え続けられる防災」も大事。一過性ではなく日常に馴染んだ方法を
備蓄のポイントは「ローリングストック」
「備蓄」といえば非常食。でも最近は、「ローリングストック」と呼ばれる方法が主流に。
これは、《普段から食べているものや使っている日用品を、少し多めに買っておき、使ったら買い足す》方法です。
特別な防災食を買い込むのではなく、日常の延長でムダなく備えられます。
物価高の今「一気に買いそろえる」のは、お財布にも負担が大きいですよね。その点、「ローリングストック」なら、日々の買い物のついでに少しずつ足すことで備えられます。
気づけば、いつの間にか我が家らしい備えができ、手軽で続けやすい方法です。しまい込まない備えと、見える収納の工夫
持ち出し袋は、玄関や寝室など《動線上に置く》のがベスト。
食品のストックも定位置を決めて見える化し、使った分はメモやアプリで管理。補充の仕組みを作れば自然に回ります。情報の整理も備えのひとつ
非常時はモノだけでなく情報も重要。
避難場所や家族との連絡手段を紙に書き、冷蔵庫や玄関に貼っておくだけで、家族みんなの安心につながります。我が家に合った“ちょうどいい備え”を!
SNSで見かけるような豪華な防災グッズに焦る必要はありません!
家族構成や暮らし方に合った“ちょうどいい備え”が一番。収納も防災も「誰かの正解」より「我が家の正解」を大切にしましょう。
完璧を目指す必要はありません。誰かのマネではなく「わが家に合った、できる備え」で大丈夫!
「備え=ストレス」ではなく「備え=安心と日常の延長」。
防災は特別なことではなく、日々の暮らしに無理なく溶け込ませるもの。
今日からでもできることを見つけて、もしもに備えながら、いつもを大切にする「フェーズフリーな暮らし」を始めてみませんか?※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
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この記事を書いた人

整理収納アドバイザー
教えてエバラさん
「田舎で片付ける女」こと、整理収納アドバイザー1級・2級認定講師の資格を持つ“おかたづけ”のスペシャリスト。出会った人を元気にしてくれるエネルギッシュな人柄で、3人の子育てをしながら講演、テレビ出演、個人宅へのお片付けサービスなど幅広く活動。毎日の家事や生活を快適に送れるお家作りのお手伝いをしています。
山陰各地で「おかたづけ」に関する講演のほか、テレビ・ラジオ・雑誌等、出演、執筆も多数。
タイのバンコクで発行されている東南アジア初の最も歴史と信頼のある日本語新聞「バンコク週報」にも連載中。鳥取SDGs伝道師。
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