娘と6時間しりとりして気づいたこと。子どもの語彙力と親子の会話の大切さ
娘と6時間しりとりして気づいたこと。子どもの語彙力と親子の会話の大切さ
■藤原さんの育児学Vol.152■
みなさんこんにちは。レインディアの藤原です。
11月に入り、秋も深まってきましたね。
先日、広島に行く用事があり、娘とふたりでドライブがてら出かけたのですが、道中ずっと「しりとり」に付き合わされました。片道約3時間。私は自分に「娘ももう10歳。パパと楽しく過ごしてくれる時間もあと少し」と言い聞かせながら対応します。
娘の方は、「パパが運転頑張っているから、私も寝ないように頑張る!」と、アメ玉を口にほおばりながら言葉を発してきます。
「る、る、ルービックキューブ!」、「ず、ず、ずいずいずっころばし!(笑)」などとつなげていると、「るー、るー、また『る』?あ、ルーマニア!」と国名を挙げてくることも。
語彙力が付いていて驚くと同時に、「しりとり」が実は難しい言葉遊びなのだなと感じます。
娘が小さい頃、アレクサに「しりとり」を挑んだら、アレクサがすぐに負けを選ぶので意味がなかったのですが、逃げ場のない車の中で「しりとり」をすると、知らない言葉が出るたびに「その言葉の意味は?」と聞いてきます。
「あ、あ、あ、あすなろ!」と私が思いつくまま言った言葉に、「なにそれ?」と返されて返答に困ります。
そういえば、あすなろってどんな意味だっけ?
運転する私の隣で娘がスマホで検索し、すぐに植物の名前だと教えてくれます。便利な時代ですね。
知らない言葉もすぐ覚える。10歳の娘の語彙力に驚き
さて、10歳の娘。小学校5年生くらいになると、子どもたちの語彙数はどれくらいになるのでしょうか。
小学校1年生から卒業するまでの間に、子どもたちはたくさんの言葉を覚えていきます。
以前、何かの本で小学生の語彙数について読んだことがありますが、実際のところ、どのくらいの言葉を知っているのでしょうね。
「しりとり」を続けていると、「あ~、そんな言葉あったね~」という言葉も出てきます。
思い出そうとしても、必要な時には思い出せない。
そして、大人げなく難しい専門用語を出したり、英単語を使ってみたり。
行きの車中で苦し紛れに出したそんな言葉も、娘はすぐに覚えて、帰りの車の中で使ってきます。
以前のコラムで、小5の子どもは“決めつけ行動が始まる段階”であり、“大人の能力を試す段階”でもあると書きましたが、まさに娘は今、その段階の様子。
パパが娘の知らない言葉を出すたびに、とても興味を示し、意味を知りたくて仕方ない感じを受けます。
往復6時間、「しりとり」を続けられるところからも、その熱意が分かりますよね(笑)。
スマホの時代だからこそ親子の会話を大切に
今年は「ドパガキ」という言葉が話題になり、スマホやSNSへの依存の問題も取り上げられています。
強い刺激を求めてスマホや動画を見続けてしまう状態を指す言葉。ですが、親子の会話を、実は子どもも本当はしたいのではないでしょうか?
娘が1歳の時、最初の発語は「パパ」でした。
多分、ママとかパパとか区別できていたわけではなく、言いやすい音が「パパ」に聞こえたのだと思います。
その1語から始まり、「バイバイ」、「ごちそうさま」、「ブーブー(車)」、「ワンワン(犬)」と、ずっと語彙数の増加を見守ってきました。
そして、いつからか親の知らない言葉を覚えだした娘。
人間の成長は、語彙数の成長でもあります。
思春期に親子の会話は減っても、語彙の蓄積は止まりません。
難しい言葉を使いたがる段階。専門用語を知ったかぶりして使い、間違って恥ずかしい経験をしたりしながら学んでいきます。
秋の夜長、家族で「しりとり」を楽しんでみませんか?
「しりとり」では感情を表す言葉などは使いませんが、この先、歌を作詞・作曲したり、詩や小説を書いたり、今なら短編動画などで感情を表現する方法も学んでいくでしょう。
平安時代から続く言葉遊びにルーツがあるといわれる「しりとり」。
現代人は、手が空くとすぐにスマホを取り出してしまう癖がついてしまっていますが、秋の夜長、ぜひ家族で挑戦してみていただけたらと思います。
いい頭の体操になることうけ合いです。
★プチお知らせ
今春から、育児の話題をお届けするネットラジオを始めました。PodcastやAmazon Musicなどで「コーセリラジオ」と検索して、聞いてみてくださいね。
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
【レインディア藤原さんの過去記事一覧はこちら】
コーセリプロジェクトHP
