「株式会社はなふさ」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2023]
働いてみたい注目企業40社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2023」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「株式会社はなふさ」ってどんな会社?
“会いに行くお肉屋さん”を事業軸に、生産者と食べる人を笑顔でつなぐ
鳥取市に本社を置き、高品質の和牛肉を中心に食肉全般の卸売、加工、小売事業を手がける「株式会社はなふさ」。2005年の創業以来、米子、大阪、神戸、岡山に営業拠点を拡げながら、鳥取県内で「お肉のはなふさ賀露本店」、「花房精肉店(米子)」と、対面販売の直営店舗を構えています。
通常、食肉の卸売業では、市場で購入した牛肉、豚肉、鶏肉などを扱いやすい大きさに加工し、飲食店や消費者に販売。しかし、はなふさの立ち位置は、同業他社とは少し異なります。業務の出発点は市場での仕入れではなく、地元、山陰、全国の生産者の元に足を運ぶこと。“最高にうまい肉を届けたい”と願う生産者の想いを共有し、自分たちの舌で味を確かめた中から、自信を持って販売できるお肉だけを扱っています。
「特に牛肉は、血統、餌、飼育環境など、様々な要因で味が左右されますが、同じ牛でも作り手の創意工夫によって肉の味が違うのです。ですから、子牛生産者を含む肥育繁殖農家を訪ね、その想いを知ることが私たちの仕事の原点です」と花房稔社長は語ります。
地元畜産農家と連携しブランド和牛を創出。鳥取の和牛文化振興へ歩む
はなふさでは、これまで地道に生産者と会い続けた中から「大山黒牛」、「鳥取和牛オレイン55」、「隠岐牛」など、高品質の黒毛和牛ブランドを取り扱っています。さらに、創業当初から地元の畜産農家と密に連携しながら、自社のプライベートブランド「鳥取いなば万葉牛」を創出し、現在は鳥取を代表する和牛ブランドのひとつへと押し上げました。
また、全国の産地から肥育期間と脂の質にこだわった黒毛和牛をセレクトし、はなふさオリジナルブランドの「花乃牛」を生み出しています。
生産→流通をガラス張りに 飲食店のブランディングまで “三方よし”の経営方針を貫く
はなふさ創業前、大手食品メーカーで食肉卸部門の社員だった花房社長は、勤務地の岡山ではおいしい和牛が普及していたのに対し、出身地・鳥取の精肉売り場に並ぶ牛肉は、輸入牛、乳牛などが大半で、和牛がほとんど店頭に並ばない現実を目の当たりにしたそうです。22歳から食肉を扱い、全国各地の和牛の魅力を熟知していた花房社長は、“ふるさと鳥取においしい和牛文化を根付かせたい”と一念発起。2003年、現在の「お肉のはなふさ賀露本店」を個人で立ち上げたのが、株式会社はなふさの最初の一歩でした。
当初から自分が良いと思う肉だけを取り扱うことに徹した花房社長は、自ら生産現場に足を運ぶ中、高い技術と努力で、素晴らしい肉質の和牛を生産する、河原町の谷口畜産と巡り合います。2007年に誕生した「鳥取いなば万葉牛」は、鳥取の生産者が作った和牛のおいしさを広く知ってほしいと願う花房社長と、谷口畜産が創り上げた逸品。きめ細かい肉質とキレの良い脂であっさりと口溶けが良く、霜降り肉を敬遠していた人も振り向かせました。
「私たちは単に肉を売るのではなく、“物語を売る”ことが仕事です」と話すのは、統括本部長として、肉の仕入れ、飲食店への営業活動、会社経営まで幅広く携わる中山直己さん。
「はなふさで取り扱う肉は、質の高さに比例して生産コストもかかり、価格も高くなります。そのため、お肉の付加価値となる生産者の想いを、買い手にしっかり伝えることにしています。焼き肉店など飲食店には、お肉の特徴を活かす料理を提案したり、社内のデザイン部と連携し、メニュー作成などのお手伝いもします。一方、生産者には、丹精こめて育てたお肉がどんな商品として売られているかを伝えます。一般では、生産者と飲食店が情報を共有することはありませんが、はなふさが橋渡しになることで、互いの考えを知り協力しながら成長することができます。これからも生産者、はなふさ、飲食店(消費者)、“三方よし”の経営を目指し、進んでいきます」と話します。
鳥取から全国へブランド牛発信。未経験の若手も飛躍のチャンス
2012年の入社後から、自社ブランド「鳥取いなば万葉牛」を東京の飲食店に営業していた中山直己さんでしたが、知名度の低さから相手にされず、多々、悔しい思いをしてきました。
しかし、万葉牛の特徴や生産者の想いを少しでも多くの人に知ってもらおうと、個人のアカウントでSNSによる情報発信を始めたところ、少しずつ飲食店の目に留まるようになり、今ではそれがきっかけで契約に結び付くことも少なくありません。万葉牛は、2017年、宮城県で開催された「第11回全国和牛能力共進会」の肉質部門で日本一に輝いたほか、神戸などの和牛市場の品評会で数々の実績をあげ、関西圏や首都圏でも評価と認知度が高まりました。現在、全国の焼き肉店、イタリアン、フレンチレストランなどで、万葉牛が食べられるお店の指定登録店は70店舗にまで伸びています。
生産者に会い、牛舎で育てる牛を知り、牛肉づくりに込めた真摯な想いを共有・発信し、肉のスペシャリストとして得意先や消費者の信頼に応えるはなふさ。各拠点では、夢や目標を持って働く社員の活躍が光っています。
米子・岡山営業所の所長を兼務する大島壮登(まさと)さんは建設業から転職。中山さんと出会い、営業の楽しさ、肉を売る面白さを説かれ、はなふさに入社を決めたのだとか。
2016年、3ヶ月の研修をへて米子営業所のルートセールスへ。社用車(冷蔵2トン車)で担当エリアの得意先の元へ商品を届けながら、新規客も開拓しました。「扱う商品のおいしさを実感し、生産現場を知っているので、値段が高い理由を自信を持って説明できます。生産者の想いがお客様に伝わり、契約を頂けた時は本当にうれしくやりがいを感じます」。わずか入社1年で主任に抜擢。その後、2つの営業所長として15名の部下を束ねます。昨年26歳で中国営業部営業次長に昇格しました。
2020年新卒入社の中村歩夢さん(20)は、県外の拠点勤務が希望でしたが、配属されたのは出身地の鳥取営業所でした。
入社後の研修が終わっても県外勤務をあきらめなかった中村さんは、7月の親睦食事会で上司に相談。神戸営業所のルート配送の仕事を志願し、さっそく自費で準・大型免許を取得。9月に転勤することができました。「住まいの家賃を会社が半額負担し、赴任手当も支給されるなど、待遇面に感謝しています。赴任後、自分では普段通りに接しているつもりでも、配送先から“元気がない”と気遣われた事がありました。商品を確実に届けるだけでなく、お客様への元気な応対も大切だと感じ、気を付けています」
米子営業所で商品管理を担当する加藤玲和(れいな)さん(26)は、2021年入社。「映画の場面で観ただけの大きな枝肉を、自分で扱う日が来るとは思いませんでした」と目を細めます。
営業を3か月間経験し、肉の特性や育てる人の工夫をしっかり学んでからの商品管理。加えて営業所の入出庫・在庫管理を行う商品管理も兼務しており、責任を強く感じているようです。加藤さんは大山町生まれ。大学進学で広島に出たことで、地元の良さを再確認したと語ります。「万葉牛をはじめ鳥取県産の特産品を扱う仕事ができるのを誇りに思います。周りに自慢できます」。はなふさの商品への愛情をモチベーションに日々業務に取り組んでいます。
求める人物像
●明るく大きな声で元気な挨拶ができる人
●礼儀、マナー、TPOをわきまえた常識的な行動ができる人
●チームワークやコミュニケーションが上手に取れる人
●体力に自信があり、元気で明るい人
【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0857-37-2077
採用直通 E-mail/hanafusa1129-toku@outlook.jp
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企業概要
業種 | 卸売業 |
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事業内容 | 卸売事業、小売事業、食肉加工業 |
創業 | 平成17(2005)年12月14日 |
代表者 | 代表取締役 花房 稔 |
社員数 | 65名(男34名 女31名) |
株式会社 はなふさ
カブシキガイシャ ハナフサ
電 話:0857-37-2077(採用直通)
住 所:鳥取県鳥取市南安長2-690-18 [MAP]
情 報:HP
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部みのりん
ラズダ編集部。生まれも育ちも大根島。
日刊webラズダの記事を書いたり、LazudaTVのアシスタントをしたりしています!
好きな食べ物は、さつまいもと梅干し。
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