雪かきで起こる「ぎっくり腰」。その要因は足元にもあり!
雪が積もる前に!備えておきたい足元環境
Ryoko'sボディメイクコラムvol.98
【山陰発!健康コラム】
みなさん、こんにちは。山陰在住の理学療法士×スポーツトレーナーのRYOKOです!
全国的にカメムシが多かった今年、雪はどれくらい積もるのでしょうか・・・。
山陰に暮らしていると逃げられない「雪かき」。「雪かきでぎっくり腰・・・」は他人ごとではありません!
腰痛やぎっくり腰の要因が、実は腰にないことが多いこと、知っている方も増えてきたのではないでしょうか。
意外と知られていない要因「足元環境」、つまり「履き物とインソール」です!
ブーツや長靴は本来、足や身体の運動機能を助けるために作られていません。本来、靴(足)を覆うものとして作られていて、いわゆる雨具のようなもの。
その造りはゆったり大きめに作られているので、雪が降っているような不安定な地面で踏ん張るには、全身で大きな力が必要になります。つまり、ブーツや長靴では、余計に力が必要になるということ。
そして、筋肉は全身つながっているので、足〜下半身〜腰と力が余分に入った状態で、重たい雪を持ち、腰を捻る動きを続けることで、歪みや筋疲労が溜まってぎっくり腰となって爆発します。
海外ではその衝撃の大きさから、「魔女の一撃」と呼ばれることも。
そんなこと言っても、生活においてブーツや長靴を履かないワケにはいきません。その解決策が「靴の見直しと自分に合ったインソール選び」です。
最後にご自分の足を測ったのはいつでしょうか?
大人になっても足のサイズは変わります。筋肉の量や関節の固さも。靴の見直しは、今の自分の適性靴サイズを出し、足指の長さや形、運動機能に合ったデザインの靴を選びます。
年に1回足のサイズを測り、足の健康状態をチェックして、大きな靴を履かないようにするのがポイント。
そして、身体の歪みを整え、関節や筋肉への負担を減らすアイテムがインソールです。大事なポイントは、自分に合っているかなので、既製品やカスタマイズは限界があります。
骨格や足の裏にある筋肉のアーチが自分に合っていないと、せっかくのインソールで身体の痛いや故障を作ってしまいます。
靴もインソールも、自分に合っているからしっかり支えてくれる働きをします。
農業関係の靴、安全靴や厨房靴といった靴にも同じことが言えます。
足が地面について立つ能力があるのが人間です。
雪が降ろうと元気な身体で過ごすために、足元環境を見直す根本的な身体作り、オススメです。トレーニングや施術効果も長持ちしますよ。
気になる方はこちら。
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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この記事を書いた人
Sprittr スポーツトレーナー/理学療法士
スプリット前谷さん
鳥取県南部町にあるBody make studio Sprittr(ボディメイクスタジオ スプリット)代表。怪我や病気の予防的なからだ作りを発信・提案中。理学療法士資格を持ったフリーランストレーナー。最近ではイベント・講演なども精力的に活動中!
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