「株式会社ミック」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2024]
働いてみたい注目企業65社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2024」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2024」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ65の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2024」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「株式会社ミック」ってどんな会社?
情報技術の革新と共に成長し続ける企業集団
総勢120名を超える若い力
歴史、技術、規定、文化などの情報を記録し伝えることで進化してきた人類。太古の石や骨に刻む方式は重く運びづらいため、古代エジプトでは植物の葦(パピルス』を編み、文字を書いて伝達し、これが紙(ペーパー)の語源となりました。その後、中世の活版印刷機の発明を経て発達した情報伝達は、20世紀に登場したコンピュータと通信ネットワークによって、高度なITコミュニケーションへと進化を遂げました。
「株式会社ミック」は、まさに情報技術の革新と共に成長し続ける企業集団。「近年は複写機やプリンターが各事務所、個人宅まで導入され、インターネットという革命的手段で、世界中のありとあらゆる情報を誰でも何時でも何処でも入手できるようになりました。今後は我々の生活のほとんどの分野でCPU(微小化したコンピューター)が装着され、センサーと連動して人間社会をより豊かにより便利にしていくでしょう。現代の社会基盤となるITに関する導入・技術サポート・開発などを手がける企業が、株式会社ミックなのです」と、宮脇和秀社長は語ります。
「“DX”とは、やみくもにデジタルを使うということではなく、会社や自分自身が変わるためにデジタルが効果的であればそれを使って変えていくということ。デジタルはあくまで手段で、大切なのはそれを使う人間、そして人間同士の信頼関係です」。宮脇社長が大切にする「フェイス・トゥ・フェイス」を原点に、ミックでは若い120名を超える社員が顧客と寄り添い、日々明るく元気に活動しています。
仕事も遊びも目一杯 面白い事にこそ意義がある
「アフターコロナの最大の危機は『現状維持』」という宮脇社長の言葉を体現するかのように、ミックは、2021年10月に山口支店(萩)を開設し事業エリアを拡大。未来を見据えた新事業にも取り組みます。グループ会社の「MCセキュリティ」では、島根県出身の若い技術者たちが、独自のネットワークセキュリティ製品を開発し、大手企業や海外企業と提携して成長。しかし宮脇社長は、開発など専門分野以外は「文系も大歓迎」と語ります。
「学生が弊社を受験される時によく『私は文系ですが大丈夫ですか?』と質問を受けますが、専門技術と開発部門以外は文系・理系は問いません。我々が欲しいのは仕事も遊びも一生懸命打ち込む好奇心旺盛な若者です。また、若くても実力があって人格の優れた人は昇進が早い実力主義とオープンな社風ですし、目標・納期は個人よりもチームで向かうのがミックのDNAであり、面白い(エキサイティングな)ことに大きな意義を見出す会社です。『島根をベース基地として世界に羽ばたきたい』という方はぜひ仲間になって欲しいですね」。
入社年次、階層別に実施する体験・参加型研修、海外研修制度、各種資格取得制度、社員旅行(毎年国内外交互で実施)、出雲ドームでのソフトボール大会、MGM(ミックゴルフメンバーズクラブ)など、仕事も遊びも目一杯に取り組むミック。一員として感じる“やりがい”は申し分ない企業です。
ITソリューションのコンサルティング集団
「株式会社ミック」は、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(旧:富士ゼロックス)グループの一員として1984年に設立されました。デジタル複合機やネットワークセキュリティ機器、ソフトウェア、Webサービスなどの販売からシステム構築・保守まで幅広くサポート。松江本社をはじめ島根県内5支店と山口支店(萩市)を構え、民間企業や官公庁へ、複雑・高度化するITをどう活用するのかを、顧客と共に考えるビジネスパートナーとして活動しています。
つまり、ミックの仕事は製品を売ることがゴールではなく、ビジネスに欠かせないITを、顧客がより快適に効率的に活用することで、ビジネスそのものの効率化を実現することにあります。「すべてはお客様のために」ミックはITを駆使して顧客のビジネスを支援するコンサルティング集団なのです。
ていねいな人材教育で顧客に頼られる存在へ
「フェイス・トゥ・フェイス」という言葉通り、顧客に接する社員への教育は多岐に渡ります。特に新人社員の育成は、入社後3年間で段階的に実施される研修を通じてじっくり行われます。社内での研修に加え、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン主催の研修では全国のグループ社員と共に学び、知識や技術、ビジネスパーソンとしての基本を身につけます。
営業部の真殿翔子さんは2020年入社。IT関連というと理系の印象だが、ミックで活躍する営業は8割を文系出身者が占め、真殿さんもその一人。約3カ月間の新入社員研修を経て、7月からは多くの顧客管理を通し営業スキルを磨きました。「お客様と向き合いながら、課題やニーズを引き出し販売に至るプロセスにやりがいを感じます。代替え機種を成約いただいた時は自分も成長したことを実感できますね」と満面の笑顔。
同じく文系出身の酢谷(すだに)大洋さんは、3年目にして、ITコンサルティング営業の醍醐味を実感しながら活躍中です。2021年入社後は浜田支店を経て、同年の秋、ミック初の県外拠点として新設された山口支店営業課に赴任。馴染みの顧客がいないエリアで、自分の力でゼロからパイプをつくるという、新規開拓営業に挑みました。「電話でアポを取って訪問したり、飛び込みで提案したりと、まずはお客様にミックを知っていただくために地道な活動を重ねました」とのこと。
赴任直後から通い続けた地元漁協から、パソコンと複合機の入れ替え、ネットワークセキュリティ機器の導入に加え、全10支店でITサポートの成約を叶えた酢谷さん。その陰には、(未来の)顧客の業務の維持・向上を営業の目標に、10支店を定期的に訪問して各支店のニーズを探り、日々小さな提案を重ねるなど、漁協担当者と信頼関係を築く努力がありました。「IT機器を売って終わりではなく、導入後の保守・メンテナンスまで一貫してカバーするミックの技術ノウハウも後押しとなり、着実に顧客が増えていく手応えを感じています」。
「きれいに直せた時はうれしいけど、それ以上にお客様に喜んでいただけた瞬間がうれしい」と話すのは、2021年入社で多くの顧客の保守メンテナンス・点検を担当するカスタマーシステムエンジニア倉立陽花さん。毎日、取引先を一軒一軒訪問し、複合機やパソコン・ネットワークの設定、点検、修理対応などを行っています。
もともとSE志望だった倉立さん。入社後、工具を手に複合機を分解したり直したりすることになるとは、考えもしなかったと言います。「ところが、いざやってみると、これが楽しくて!」半年間の研修では、複合機の基本構造や使い方、機能、トラブルシューティングをみっちり習得。加えて先輩同行で実践的なノウハウも直に学べるので、日に日に技術の成長を実感しています。今日は自分の力でどこまでできるのか?と、ワクワクしながらお客様の元に足を運ぶそう。対応中のやりとりも社内で情報共有し、チーム一丸で顧客満足度の底上げを目指しています。「お客様とフェイス・トゥ・フェイスで関わるのが、ミックのエンジニア。現在はITパスポートを取得していますが、電気工事担任者や情報セキュリティスペシャリストを目指し、仕事の質を高めていきたいですね」と話してくれました。
また、このような面々から絶大な信頼を得ているのがミックのSE。2005年入社の石川さんは「営業やエンジニアでは対処しきれない技術的な面などをフォローしたり、教育機関や医療施設など大規模な案件では提案から設計・構築・保守までトータルに行ったり、入社当初から大きなプロジェクトにも参加させてもらえるのでとてもやりがいがありますよ!」と語ります。営業・カスタマーシステムエンジニア・SE、正に三位一体となって様々な顧客の夢をカタチにしていると言えるでしょう。
島根県初、純国産のセキュリティ製品を開発
高度情報化社会が進むにつれて、ITネットワークで管理される顧客情報や販売情報など企業の大切な情報資産が、サイバー攻撃・ウイルス感染の脅威に晒されています。情報漏洩は、企業にとってこれまで培った社会的信用を失いかねない深刻な問題。「株式会社MCセキュリティ」(以下、MCS)は、安全で安心なネットワーク環境を実現する目的で、2006年に設立されました。
それまで既存のセキュリティ製品は外国製がほとんどで、マニュアルや管理画面も英語表記。解析レポートもなく、導入効果を実感できないものでした。
MCSが開発・生産・販売する「ネットステイブル」は、自社で独自開発した、島根県産品指定第1号の純国産のネットワークセキュリティ製品。ネットワークへの不正侵入を防御していることをログと解析レポートで簡単に見ることができ、新しい脅威が来てもすぐに対応可能です。しかもマニュアルや管理画面、解析レポートが全て日本語で表記されているとあって、発売以来、使い勝手が良いと評判に。現在、全国に5万社を超えるユーザーが認めるMCSの高いセキュリティ技術が搭載された製品です。
メイン開発に携われる面白さとやりがい
松江市北陵町のMCS本社を訪ねると、ゆったりしたワンフロアの中で、営業部と開発・サポート部の社員が、机を並べて仕事をしています。デバイス・ソフト開発系の技術者というと、独立した空間で黙々とプログラミングをするというイメージがありますが、ここには部署を仕切るパーテーションもありません。営業、開発、サポート全てのメンバーが、いつでも互いの意見を反映させながら、セキュリティシステムを開発しているのです。
開発技術者の野口雅矢さんは、2013年入社。国立松江工業高等専門学校情報工学科出身で、ネットワーク系研究室にいた5年生の時、MCSの存在を知りました。「県内企業と学生の交流会でMCS社員の方と話す機会があり、島根でセキュリティシステムを開発している点に魅力を感じました」と志望動機を振り返ります。
入社後はOJT教育を受けながら、開発業務へ。新人でも初期の段階から開発のコアな部分に触ることができ、自分の意見を吸い上げてくれる社風がありました。「良いアイデアだったら、どんどん採用してもらえる。それが仕事のモチベーションになっています。これからもお客様がセキュリティに求める使いやすさを一番に意識して、良い製品を開発していきたいです」。
野口さんの後輩、中村泰大さんは2021年入社。現在、セキュリティに関するWebアプリケーション開発をリーダー技術者の指揮の下で担当し、リリースを目指している最中です。「まだ詳しくは言えませんが、従来品とはまったく異なる仕様で、エンドユーザーのもとで柔軟に設定ができるなど、さまざまな機能を備えた圧倒的な進化系セキュリティ製品です。そんな中で、まだ社歴の浅い私のアイデアがUI(ユーザーインターフェイス)デザインに採用されたり、新しいプログラミング言語の導入提案が実現したりと、МCSの先輩方が培った“年次や経験値に左右されないチャレンジングな風土”を、確かに感じています」と話してくれました。
専門学校でプログラミングを学び、МCSを選んだのは、クライアントの意向に沿った受託開発ではなく、自分が作りたいと思う製品を企画し、自社開発できる環境に魅力を感じたから。「でも、環境に満足するだけでは、自分の可能性は止まってしまいます。もっとパフォーマンスを上げていくため、最新技術を学んで自己研鑽を重ね、将来はここ島根のМCSから、世界中から親しまれるアプリケーションを開発したいです」
ネットステイブルの多くは、これまでミックのIT関連機器と連動販売されていましたが、新規の市場開拓を目指して、2016年12月に東京支店を開設。関東の有力販売店を経由して首都圏での売り上げが拡大しています。MCSのネットワークセキュリティ製品メーカーとしての役割は、ますます強まりそうです。
時代と情報を見据えた自由で楽しい企画提案で人を、地域を、元気に
「株式会社メディアスコープ」は、2007年の設立以来、映像企画制作やイベント企画運営などを通し、行政・民間企業の支援サービスを行っています。最大の強みは、クライアントの意向に沿うだけの受け身の姿勢ではなく、地域や企業が抱える課題に寄り添い、課題解決策につながる企画を提案し、プロデュースすることにあります。
映像企画制作事業では、企業のテレビCМをはじめ、大学PR映像、観光プロモーション、教育ビデオなど。企画運営事業では島根スサノオマジックの映像演出、Webオウンドメディア、島根県主催イクボス・女性活躍企業拡大事業など。コロナの影響でイベントや対面研修などの中止が相次ぐ中、2020年からオンラインを取り入れたイベント企画・運営・サポートをスタートさせ、島根県主催「しまねオンライン合同企業説明会」などを企画、配信。オンラインを活用したイベント開催は、今ではスタンダードになりつつあります。
メディアスコープの社是は、創業当初から「人を、地域を 元気にする」。その社是が事業として具現化し、地域振興事業に力を入れています。
松江の観光閑散期対策ワーキングコーディネート、2011年開店の松江歴史館『喫茶きはる』と『ショップ縁えにしずく雫』の運営業務、観光庁 第二のふるさとづくりプロデュース事業による「松江流アクティビティサービスおせわさん」、島根大学 観光実践授業のコーディネート、島根和牛PR啓発事業など、既存事業には無い異業種の領域に、自社で培った企画提案型のプロデュース力を磨き、新たにチャレンジしています。
「私たちの目標は、地域の資源や企業、お客様の魅力をひき出し、その価値をさらに高めること。映像やイベントは、あくまでもその手段です」と話すのは、中尾禎仁社長。メディアスコープの従業員は15名と、企業としては小粒だが、スタッフは実力派ぞろい。時代に即した新しい技術をフル活用するクリエイティブ集団です。しかし、その根底には、人を想い、人と人との関わりを大切にし、地域の元気を底上げしたいというエネルギーがあります。「50年、100年後に文化として根付くコンテンツを提供できる企業になりたい」。中尾社長とスタッフの挑戦はすでに始まっています。
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採用直通TEL/0852-27-0329
採用直通 E-mail/jinji@mic-ltd.co.jp
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企業概要
事業内容 | IT関連機器・ソフトウェア・webサービスの販売及び保守、システムネットワークの構築及び保守 |
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創業 | 昭和59(1984)年1月17日 |
代表者 | 代表取締役 宮脇 和秀 |
社員数 | 131名(男101名 女30名) |
株式会社 ミック
カブシキガイシャミック
電 話:0852-27-0329(採用直通)
住 所:島根県松江市学園南2-10-14 タイムプラザ1F [MAP]
情 報:株式会社ミック HP MCセキュリティ HP メディアスコープ HP
sponsored by 株式会社 ミック
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鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報Lazuda アシスタントチーム
編集部にっかんくん
山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。