「株式会社日新」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2024]

編集部にっかんくん
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働いてみたい注目企業65社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2024」

みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2024」が山陰の各書店にて発売中です♪

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。

本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ65の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

今回は「鳥取・島根のリーディング企業2024」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

「株式会社日新」ってどんな会社?

高品質な合板の開発・製造通じて「木」のある暮らしをサポート

合板の国内シェア約30%を誇る「日新グループ」。その中で、合板の企画・製造・販売の中心的役割を担うのが「株式会社日新」です。

山陰で4工場を稼働するほか、三重や徳島にも自社工場を持ち、北関東から沖縄まで全国各地に合板を出荷。各種加工技術で木材の欠点を克服した木材製品が、「エンジニアリングウッド」と呼ばれ、高く評価されています。

全国6工場で多彩な合板製造 境港に自社専用バースも竣工

佐藤一郎副社長(62)は、「合板は、数あるエンジニアリングウッドの中でも生産性、使用効率性が非常に優れています。耐震性も高く、地震国ニッポンにおいてはさらなる活用が期待されるアイテムなのです」と胸を張ります。

6工場の中でも特徴的なのが、境港市にある本社工場と、紀伊半島にある三重工場。

合板と言えば、910ミリ×1800ミリに代表される規格品のイメージがあるかもしれません。しかし本社工場では、全国に4台しかない特殊ロータリーレースを持ち、最大1220ミリ×3030ミリまでの合板を製造。顧客ニーズに合わせた製品づくりに力を入れています。

日新グループは国産材の活用を推進し、その占める割合は80%。中でも三重工場では国産材100%を実現し、グループの姿勢を象徴する工場となっています。

原料調達は基本的に各工場周辺で行いますが、不足分は東北や九州地方などから航路で納入。近年、境港の公共バースが混雑し、予定通り荷揚げできなかったり、原木置き場が狭くなったりしたことなどから23年5月、第三工場裏の中海岸壁に500トン規模の船が着岸できる自社バースを竣工しました。着岸から荷卸しまでの時間が約半分になり、生産効率性がより高まったといいます。

「家の主軸は、柱と梁。それらが骨だとすれば、合板は皮膚。住宅に欠かせないアイテムの一つです。しかし大工など職人の数が減少する中、骨のような役割を果たす新しい合板の研究も進めています」と佐藤副社長。業界をリードする日新に、今後も目が離せません。

ミーティングでは若手も活発に意見

「勤怠管理や人事補助、来客対応のほか、運搬されてきた原木の受付も担当しています。土場や工場など荷を降ろす場所が複数あるため、生産部の指示に従い、数量や置き場指定を間違えないよう気を遣っています。週に一度のグループミーティングでは、上司が若手の意見も積極的に聴いてくれるので、以前より自分の考えを表に出せるようになりました。総務の業務は幅広く、今後は経理や在庫管理システムにも挑戦したいです」

切り出す単板のサイズは約100種類!

「社歴は10年を超えましたが、ずっと切削を担当する生産1課です。今年から課長補佐になり、生産管理や品質管理、業務改善などのウエイトが大きくなりました。単板のサイズは約100種類。高品質な製品を効率よく仕上げるため、在庫を加味しながら原木を選んだり、段取りを考えたりしています。原木の価格交渉や市場の動き、乾燥、接着、選別などの業務も経験して知識を得て、今の仕事の精度をより高めたいです」

岡山から家族でIターン。新天地で充実の日々

「石灰業が盛んな岡山県新見市に生まれ育ち、自身も地場産業に関わっていました。元々釣りや水辺のキャンプが好きで、特に境港の雰囲気が自分には合っていて、多い時は新見から境港まで毎週のように休日を過ごしに来ていたんです。娘が2人いるんですが、境港は子育て環境が整っている点も魅力的。妻も大賛成で移住を決めました。慣れ親しんだ製造業を探す中、当社に遭遇しました」

電気システム技術者として、エネルギー問題に取り組む

「工業大学で電気システムを研究。友人らは電力会社などへの就職を決めていましたが、稀少性を生かせるのでは、と当社を選びました。社内の電気関係技術者は僕を含めて4人。工場機械の保全や電気設備の管理に加え、既存の機械に制御プログラムを加えて新機能を追加するなど専門性を生かした仕事を担っています。資格手当も充実しており、今後はエネルギー管理士を目指し、会社の省エネにも貢献したいです」

二級建築士の資格を生かして新たな価値を

「建築計画を学んでいた大学の課外授業で、原木を無駄なく使う当社の工場を見学。環境保全に注力する会社の姿勢に共鳴しました。品質管理に加え、より付加価値のある合板を目指し、研究開発にも挑んでいます。昨年度、社内で初めて二級建築士の資格を取得。建築関係の他企業に出向する予定もあり、学んできたことを合板にリンクさせたり、会社の事業の幅を広げたりすることに貢献できれば、と考えています」

合板製造をすべて学び、生産性向上を狙う

「大学院では土壌微生物、中でも木材腐朽菌を研究し、毎日シャーレをのぞいていました。山陰では規模が大きく、多角的に事業展開している当社なら地元貢献できると入社したのですが、木に関係していたのは縁でしょうか。生産部各課を回り、現場で実際の業務に就きながら、合板製造を学んでいる最中で、現在は原木切削機の刃物研磨作業を担当。将来は生産性向上や働き方改革などに関わっていきたいです」

部活で鍛えた体力生かし、工場で奮闘

「高校時代はソフトテニスに打ち込み、3年生の夏には全国大会にも出場しました。就職活動に出遅れて焦っていたら、先生が工場勤務を紹介してくれました。「部活で慣れているから暑い現場でも頑張れるだろう」って(笑)。確かに体力はありました。乾燥した単板を、合板の表裏用、中板用、芯に分ける調板工程を主に担当。機械が選別しにくい部分は、目視で不具合な板をはねます。スピードと正確さが大事です」

サービス業から、ものづくりの現場へ転身

「父親の定年退職を機に、18年過ごした京都から両親の故郷、山陰にIターンしました。飲食業を経て、ものづくりの現場へ。冷暖房完備の職場から来たので最初は暑さが堪えました(苦笑)。サービス業と違い、自分の作業が最終的に製品として残るのは達成感につながっています。単板を一枚ずつドライヤーに差す工程を担当。板が濡れたり、凍っていたりしてはがしにくいことも多く、丁寧な仕事を心がけています」

憧れの先輩たちをお手本に、早く一人前に

「山陰の会社としては規模が大きく、給料もいい。各種免許も取得できる」と、鉄工所を営む父親に勧められ、入社しました。入社直後にフォークリフト免許を取得、業務の幅が広がりそうなので、玉掛けやホイストクレーンの資格にも挑戦するつもりです。先輩方は、機械の音で異常に気付いたり、細部にまで注意を払ってトラブル回避したりしつつ、私の安全にも十二分に配慮してくれます。早く一人前になりたいです」

コミュニケーションの力で、皆が働きやすい職場に

「愛知県生まれの日系ブラジル人です。5歳からブラジルで暮らし、2015年に再び日本に戻った時は全く日本語が話せませんでした。派遣社員として各社で働きつつ、独学で日本語を勉強。派遣を経て当社の正社員になり、ブラジル人派遣社員の通訳を行うほか、彼らの指導もできるよう各課での業務も勉強中です。よりコミュニケーション力を磨いて人と人をつなげ、皆が気持ちよく仕事できる環境を作っていきたいです」

一日に6000本の原木を切削加工

「1日に加工する原木は6000本。切削機の刃物が摩耗してくると単板の仕上がりも悪くなるので、2時間半ごとに刃先を替えたり、板の表面を確認したりして、品質を管理しています。最初の工程である切削でミスがあると、乾燥させた時に反ったり、“コシ”がなくなったりすることも。後工程で扱いやすいよう意識しています。最近は、メーカー並みの難しい機械整備にも挑戦しています。よりできることを増やしていきたいです」

働きやすさも配慮しつつ高品質な合板を安定製造

西日本で業界最大シェアを誇るには理由があります。そのひとつが、製造工程をリアルタイムで数値管理していること。目標の生産量や歩留まりなどに対する達成値がすぐに可視化されるため、結果へのアプローチも即座に行え、生産効率に対する社員の意識も向上しました。「極端に数字が低い時は機器のトラブルが影響している可能性もあります。即対応のメリットが大きい」と佐藤副社長。もちろん数字だけを追い掛けるのではありません。

製造現場では、旧来型の「背中を見て学べ」ではなく一定程度のマニュアル化と従業員のマルチスキル化を推進し、組織の柔軟性を向上させています。昨年から人事評価制度を見直し、社員の実績や貢献度を規定項目について評価する考課者の教育にも注力しています。

従業員の意見を取り入れた福利厚生も、社内から好評です。古かった各工場の休憩室のリニューアルを進め、今夏には作業服も新調。機能性とファッション性を両立させたものになりました。

働くモチベーションは、給料や評価、休暇など人によって違います。しかし良い製品を生み出そうとする想いは、仕事や会社に持つ誇りが大きなウエイトを占めるのかもしれません。当社は業界で唯一、JASシステムA認定工場として、高品質な合板を安定的に製造。トレーサビリティシステムや新製品開発にも力を入れる。自社プロダクトへの自信は、働く人を輝かせます。

動画で見る「株式会社日新」

採用担当者からあなたへ

福利厚生や社内制度の見直し等、積極的に「働きやすい職場」づくりを進めています。熱意があれば経験や技能は問いません。素直に頑張れる方をお待ちしています。私たちと一緒に日新を盛り上げていきましょう!

【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0859-47-0303
採用直通 E-mail/k.moriguchi@nisshin.gr.jp

公式サイトはコチラ

企業概要

事業内容 合板の製造・販売事業
創業 平成10(1998)年9月24日
代表者 代表取締役 又賀 航一
社員数 523名(男492名 女31名)

株式会社 日新

カブシキガイシャニッシン
電 話:0859-47-0303(採用直通)
住 所:鳥取県境港市西工業団地100 [MAP]
情 報:HP YouTube

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山陰のタウン情報誌「Lazuda」編集部に所属(?)。新しいコト、ウワサに目がないミーハー。当サイトのマスコットキャラクターも務める。

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