【藤原さんの育児学 vol.10】子どもの病気との付き合い方~山陰で考える子どもの医療~
辛い、辛い、そして難しい子どもの病気
秋が深まってきましたが、皆さまいかがお過ごしですか。今年は、店の前のカシワの木の葉が、紅葉することなく散ってしまいました。
異常気象が原因と思われますが、寒暖差は人間の体にも負担が大きく、記事を書いていた今日などは、娘が熱を出したと幼稚園から電話があり、仕事を諦めお迎えに行ってきました。
子どもが病気になると本当に辛いですよね。心が痛みます。育児の中で一番の問題は、子どもの病気対応なのかもしれません。
そこで、今回は娘の寝顔を横に、子どもとの病気の思い出を語ろうと思います。
先日、厚生労働省が全国の病院統廃合案を発表し、山陰地区でも具体的な病院が名指しされていました。
育児に安心して取り組むためには、病院は必要不可欠。
我が子達は、親の遺伝か熱けいれんを持っているので、上の子は保育園から救急車で運ばれたことがありますし、下の子も大学病院へ救急搬送され、入院したこともあります。
入院して初めて、鳥取大学医学部付属病院に脳神経小児科という全国でも希な科と専門医が居ることを知りました。
おかげで様々な精密検査を受け、親は対策を学び、娘も退院することができたのですが、子どもが病気になったときの対応方法を細かく考えていなかった自分を責めたものです。
年齢が小さいうちは、おたふく風邪や手足口病、溶連菌やリンゴ病など、たくさんの病気にかかります。
それらは、子どもの時にかかっておいた方が重篤化しなかったり、耐えてもらうしか方法がなかったりする場合もありますが、時には対応が親にゆだねられる場合があります。
例えば昨年も、子どもがインフルエンザになった時、病院の医師から薬の選択を問われました。
異常行動がメディアで発信され、どの薬を使うのか、副作用や効果とのバランス、医学知識のない親が判断を急がなければ、命に関わる訳です。
近年、インターネットなどに正誤不明な情報が氾濫し、正しい情報が何なのか非常に分かりづらくなっているように感じます。
自然災害などのハザードマップのように、子どもの病気に関する知識は、病にかかってから学ぶのではなく、親になった時点で知る術が欲しいと感じます。
私は現在、鳥取大学医学部付属病院のモニターを仰せつかっていますが、先日発刊された病院の情報誌「カニジル」は、大学病院の医者の視点で記事が書かれていて大変参考になります。※告知みたいですが、ステマではありません(笑)
今回の予防接種に関する記事は、子育て中のママ・パパにとっても参考になると思うのでオススメです。
鳥取大学付属病院のホームページ内から情報誌「カニジル」をたどれば、web上で読む事が出来ますし、米子市内では本屋さんなどでも無料で配布しているようです。※トップページのスライド部分からとべるようです。
私は、小さな会社の経営者なので、会社を休ませる判断が自分でできますが、一般的な親御さんはそうはいきません。
重篤化しないためにも、病気になる前から子どもの病気に関する知識、どの病院にどんな先生が居るのかを知るようにしたいですね。
ちなみに余談ですが、上の子が1才半になるまでに11回熱を出して、全て私は移されました……。子どもを媒介した病原菌は強いのか、私が老体なのか、息子はひと晩寝れば治るものも、私は3日間は寝込んでしまいます。
そんな時にも妻は元気なので、母の強さを感じますが、私の病弱さが子ども達に遺伝したのかと申し訳ない気持ちにもなります。
さて、横で寝ている娘が動き始めたので、そろそろ目を覚ましそうです。
今回はうつされないように!
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この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
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