みなさんこんにちは！鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

「日刊ラズダ」では、山陰で就職を考えている方に向けて、鳥取・島根の優良企業を約２ヶ月にわたって毎日紹介中！

今回取り上げるのは、鳥取県米子市の「株式会社 アート建工」。

ネット情報や説明会で企業情報を得ても、会社の風土や社内の雰囲気まではなかなか見えにくいもの。そこで編集部では、代表者が語る企業のビジョン、現場で働く社員のリアルな声など、数字だけでは伝わらない魅力を多面的に取材してきました。

学生の方、UIターンを検討している方、学校関係者や保護者の方まで、ぜひ企業研究の参考にしてみてくださいね♪

あなたにとって家とは何でしょうか。雨風をしのぎ、十分な睡眠を確保できる場所であり、家族とゆっくり団らんを楽しめる空間であり、疲れた心身を包み込んでくれる存在かもしれません。

「株式会社アート建工」の魚谷宗司社長が第一に考える家の役割は、「人をつくる」です。「人は、幼い時からの習慣で人格を形成していきます。そしてその習慣は、家という環境で無意識に身に付いていくのです。私たちは、家づくりを通して人づくりのお手伝いをしていると考えています」と続けます。

山陰の気候や風土を研究して独自に生み出した設計デザインや、機能性と経済性を備えた高い断熱性能が高い支持を集めている「アート建工」。妥協のないクオリティの背景にあるのも、「家は人をつくる」という社是です。「冬でも軽装で走り回れる家と、寒くてこたつでじっと丸まらざるを得ない家では、子どもの活動内容も大きく変わってきます。キッチンの配置や洗面台の広さでも人の行動や思考は変わります。家は人にとって本当に重要なアイテムなんです」。魚谷社長の口調が熱を帯びます。そんな暮らす人目線の家づくりが高い評価を集め、2022年度の着工棟数は山陰ナンバーワンを記録。18年度の62戸から24年度は約５倍の300戸に迫る勢いです。

右肩上がりの業績にも満足はしません。より良い住宅環境の提供につなげたいという思いで23年、断熱性能を体感できる「断熱館」を山陰で初めて設置。家具や住宅設備と違い、断熱性能は目に見えません。そこで性能の違う５つの部屋を用意し、断熱性の重要性を実際に感じてもらえるようにしました。同じ敷地内には、照明の明るさを比較できる「照明館」も設置。顧客目線のこだわりは同業者からも注目を集め、全国から視察が相次いでいるといいます。

人が住宅を選ぶ要素は、性能だけではありません。デザインや価格、立地も影響します。そんな多様なニーズに対応しようと、同社では現在５ブランドを展開。素材や意匠、空間づくりにこだわる完全自由設計の「アート建工（AK）」、太陽光発電や省エネ対応の設備仕様でトータルコストを抑える規格住宅「トコスホーム」、資産性の高い立地にこだわった高品質分譲住宅「マチリブ」に加え、24年度から新たに「ニーモ」（注文住宅）、「ココスム」（分譲住宅）の２ブランドを追加。

「コロナ禍を機に陥ったウッドショックで木材価格が高騰した上、円安などが影響し、家の価格は１棟あたり15％程度も上がっています。価格帯のラインナップを増やすことで、選択肢を広げたかったんです」と魚谷社長。一方で、どのブランドでも耐震や断熱などの基本的性能は同じとしています。家に求められる性能は必要不可欠であり、価格で差をつけるものではないという考えが根底にあるのです。

挑戦は住宅事業に留まらない。遊休不動産などを活用して、シェアオフィスやホテルをオープン。ビジネスマッチングなどを通じて、魅力あるまちづくりを進めつつあります。家をつくり、人をつくり、まちをつくる。「アート建工」の夢はますます広がっていきます。

「高校卒業後、島根職業能力開発短期大学校で生活空間の環境創出や生産システムなどについて学ぶ中、現場を管理する仕事に就きたいと考え始めました。図面に描かれた家を実際に形にしていくため、現場でチェックしたり、工程表を見ながら進捗状況を確認したりしています。工事中、イレギュラーな事態が発生して想定通りに進まないことも少なくないですが、完成した時の達成感は何とも言えません」。

「大学卒業後、米子市内の小学校で教師をしていました。幅広い知見がないまま子どもたちを指導する自分に葛藤を抱き、他の職種を経験してみたいと思うように。“お客様ファースト”の理念を持つ当社を選びました。住宅アドバイザーとして、お客様のニーズや収入に応じた住まいづくりを提案。お客様のご希望とご予算のバランスを取った提案は難しいですが、引き渡し時の笑顔を見ると達成感を覚えます」。

「面接でお会いした方々の人柄や働き方の柔軟さに好感を持ち、当社で働きたいと感じました。電話やメールを用いたインサイドセールスや顧客満足度調査などを担当。架電でのやり取りを通じ、お客様を理解することを大切にしています。私達のアプローチによりお家づくりの最初の一歩を踏み出していただけた時は喜びを感じます。子どもが体調不良の際はリモート勤務を選択でき、柔軟に働けるため、仕事へのモチベーションを高く保てています」。

「小学校５年生の時に自宅を新築し、建築業界に関心を持つようになりました。役員や社長との採用面接では、和やかに接してもらったことや、会社が目指している方向が明確で、若手が活躍できそうな雰囲気にひかれました。設計部は、公平に周りを見て判断できる方が多く、尊敬できる同僚に日々刺激を受けています。将来はインテリアコーディネーターの資格を取り、お客様への提案の質をより良くしていきたいです」。

「小さい頃からパズルや絵を描くことが好きで、ものづくりに携われる仕事を考えていました。山陰の気候や風土にあった家づくりから、まちづくりまでを視野に入れている姿勢に共感を覚え、当社に入社。施工管理課で完成物件のチェックを行う業務を通じて、希望していた設計の仕事をイメージできるようになりました。今年度からは設計課に配属され、構造計算の内製化に向けての準備などを担当しています」。

「以前は主に公共工事を扱う会社で25年間、住宅事業に携わっていました。各地で当社の現場を見掛けるうちに興味を抱くようになり、転職しました。現在は生産性アップのための仕組みづくりや業務のDX化などを担当。各部門を横断的に調整するだけでなく、協力業者の方々とより良い関係性を築けるよう、意見交換などを行ったりしています。オンオフのけじめがある明るい職場で、気持ちよく働いています」。

「クリニックや事務所、美容室、社員寮など非住宅案件の設計業務を担当しています。いろんな業界のトップレベルの方々と協業することが多く、仕事を重ねるたびに自分自身の成長を実感します。スキルを生かした仕事ができることや、新しいことに挑戦できることが入社の決め手でしたが、実際に社員一人一人がそれぞれ個性を発揮できていて、会社と共に個人も大きく成長できる会社だと感じています」。

「出産をきっかけに、米子市にUターン。育児と両立して働ける職場を探す中、一人ひとりの環境や希望などに応じ、臨機応変に対応してくれそうだった当社を選びました。入社後に出産、育児休暇を経て復職しましたが、本当に子育てしやすい会社だと実感しています。子どもの行事にはすべて参加できていますし、勤務時間も調整してもらっています。現在は、宅地建物取引士の資格取得を目指し、勉強しています」。

住宅だけでなく、福祉や非住宅事業、不動産業に力を入れており、家づくりからまちづくりへ、さらなる進化を目指しています！「自分らしく」仕事を楽しむことを大事にし、ライフワークバランスを大切にできる環境をつくり上げています。住宅業界・まちづくりに興味のある方、山陰が好きな方など…ぜひお会いできることを楽しみにしています！

さらに詳しい内容は、ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2025」にて掲載中。

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい！！”と本気で考えている優良企業67社を徹底取材。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

山陰の各書店にて発売中なので、新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

株式会社 アート建工

カブシキガイシャ アートケンコウ
電 話：0859-21-2234（採用直通）
住 所：鳥取県米子市両三柳255-8 [MAP]
情 報：HP　YouTube　

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